感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2020年02月21日
<目次>
はじめに ゴルトン・ボックスをめぐる冒険
第1章 アテネ~天才は単純
第2章 杭州~天才は新しくない
第3章 フィレンツェ~天才は高価
第4章 エディンバラ~天才は実際的
第5章 カルカッタ~天才は混沌(カオス)
第6章 ウィーン~天才は無意識のうちに(完璧な調和...続きを読むを求めて)
第7章 ウィーン~天才は伝染しやすい(長椅子の上で)
第8章 シリコンバレー~天才は脆弱
エピローグ パンとサ-フィン
<内容>
天才は遺伝でも環境でもない。そして、歴史上突如天才が多く生まれる街がある。この視点から7つの街をめぐり、現地で歩き、コーヒーを飲み、現地の専門家と語り合いながら、その理由を探ろうという本。個人ではなく、土地にこだわったあたりが新しいか?長い本なのでやや苦労するが、著者の頭の中と同じように話が進行するので、その思考を辿ることができる。
Posted by ブクログ 2017年05月30日
「天才は生まれつくものでも,努力で作られるものでもなく,時代や土地が育てるものだ」という認識のもとに綴られる時空紀行。誰を天才と評価するかに多少のブレはあるにしても,確かに天才というのは時間的にも空間的にも集中して現れる。すなわち「相互作用」の結果なのだ。
例えば19世紀末のウィーンの天才。多岐の...続きを読む分野にわたる。
“哲学者のルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン、芸術家のグスタフ・クリムト、作家のアルトゥール・シュニッツラー、同じくシュテファン・ツヴァイク、物理学者のエルンスト・マッハ、作曲家のグスタフ・マーラー”p.335