【感想・ネタバレ】<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 1.可能性の始まりのレビュー

あらすじ

各プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルによって独自に能力が進化するシステム<エンブリオ>。人と間違うような、確かにその世界に息づくNPCたち<ティアン>。そんな夢のようなシステムを備えたダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>は、瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻し、数多くのユーザーがこのゲームを楽しんでいた。大学受験を終えて東京で一人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二もまた、受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を起動する――。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

重厚なストーリーと主人公

多くの人の目にとめたいので1巻にレビューします。
1巻~4巻あたりまではアニメでやっている内容で、アニメが初見だったので「あぁ、また熱血系主人公ね。」くらいに思ってまたかぁ〜という印象を受けましたが、凄い人気なら…とで原作を手に取りました。

1巻まではアニメとほぼ同じ。ただ原作でしか語られない設定などがあり、深みを感じれて
「あれ?面白いな」と、
そしてアニメだと少し寒く感じていた主人公レイの熱さも気にならない。
これは、おそらくはレイの感情が描かれていることで感情移入出来たんだと推測します。

2巻からはアニメにはない細かいシートなども出てくるようになり、さらにストーリーに重厚さを感じられるようになり、原作ならではの面白さが出てきて段々とハマり出しました。

1巻で、レイってチートでは?と思って萎える人もいるかとおもいますが、徐々にそれも巻数を進めるとそうではないという事に気づくでしょう。
絶対のチートは存在せず、ただし誰もがオンリーワンな強さを持つ。

MMORPGといえば、
【誰もが主人公!】というテーマだと思いますが、現代では用意された職業、スキル、能力と固定の枠内で個性を出さざるを得ない為、主人公というものが出てこない。

しかしデンドロでは誰もが唯一である《エンブリオ》が存在するお陰で誰しもがただ1人の主人公となり得ている。

これはレイ外の人の主観をメインにされた11巻で感じるでしょう。
複数主人公ということを感じた瞬間、デンドロのストーリーには更に幅が出て重厚さが増すのでとても面白くなります。

レイという主人公の英雄譚と、
それぞれのプレイヤーが描く自信を主人公とする物語は読んでいて楽しいです。

また、簡単に命を刈り取る存在が跋扈する世界で生きる
NPC《ティアン》の命の儚さと
プレイヤーである《マスター》のリアルからの接続という別種の脆さ故の儚さによってもたらされるそれぞれの感情が心に響く。

2
2020年07月31日

tk

購入済み

面白い

マンガ版を読んでいたけれど、アニメも公開されるってことで小説に移行。

後輩にもオススメされていましたが、芯のある熱血主人公はいつの時代でもいいもんです。

マンガより細かい描写があって分かりやすく、読みやすかったです。

0
2019年11月23日

購入済み

いろんな伏線が、見てとれる作品。この後の展開がとても気になります。
フルダイブ作品ですが、ゲームとしてのゴールがない。各プレーヤーが、好きに過ごす世界。
リアルかゲームか、生と死、主人公がどのように世界と人と接して行くのか。

クマさん、お兄さん何気に好きです。

0
2019年11月15日

とても面白かったです。MMORPGらしさのようなものがよく出ていて、とにかく読んでいてワクワクしました。

ただ(少なくとも1巻を読む限りでは)この物語はあくまでお遊びのゲーム世界の出来事であり、
某ラノベのようにログアウトできないとかゲーム中で死亡するとリアルでも死亡するとか、そういうわけではありません。
ゲームからは当然ログアウトはできますし、合わなければすぐやめれるという設定のようです。(伏線のようなものがあるので今後どう展開するかはわかりませんが)
もしかしたらそういう意味では緊張感を感じられない人もいるかも?と思いました。

0
2017年11月07日

Posted by ブクログ

完成されたVRMMOを初心者としてプレイ、プレイヤーの仕組みを取り込んだ世界観、オンリーワンのエンブリオと流行のVRMMOものだが、芯がしっかりしているのか二番煎じという感じはせず、面白かった。完成しているVRMMOに大学受験でブランクのある主人公が発売から一年半後にスタートするという展開もよし。人気があるVRMMOであり、多くのプレイヤーが既にいるので完成された世界観を楽しめる。一発逆転向きの主人公のスキルも面白い。一人一人に固有スキルも適性もあり、考えて選びながらプレイする楽しさが味わえる。主人公のスキルも手に入れられたのはとてもラッキーな珍しい部類だが、チートという程ではなく、地道にレベルアップの狩りを必要とし、実際にしているところは往来のRPGを彷彿させて良い。キャラクターも立っており、女衒&サキュバスコンビのルーク&バビ、めっちゃ熊な兄、トリックスターっぽい記者など仲間達は個性豊か。初心者には理不尽なモンスターやPK、ゲーム世界だからこそあり得る損得の問題。何よりその世界が生きており、リアルタイムで、一度失われた者は王様でも戻らないというところが非常に良い。RPGの世界を股にかけた冒険の少しずつレベルアップする楽しさと、職業選択の自由と、理不尽なモンスターのいる世界と、陰謀と大きな力と、わくわくするものがいっぱい詰まっている。VRMMOものには食傷気味だったので、読友さんの感想がなければ手に取らなかっただろう。面白かった!

0
2017年03月22日

Posted by ブクログ

明らかにどっかの異世界。中の人にはわからんようにはなっているけど。この辺うまいかも。

あと熊の兄キはいろいろ持ってそうですな。
彼と同一かな?とおもいつつ。
結構続巻が楽しみかも。

0
2016年11月19日

シリーズ作品レビュー

「男性向けライトノベル」ランキング