【感想・ネタバレ】ドローン・スクランブルのレビュー

あらすじ

最強の無人機を開発せよ!
新設した防衛装備庁の肝入りで作られることになった高性能ドローン。
大手メーカー三社が関わり、完成間近までこぎつけたのだが――。
防衛庁vs大企業vsベンチャー。果たして最後に笑うのは誰だ?
大ヒット作『推定脅威』の著者による、渾身の最新作!

「自衛隊が武器として使わなくても、相手がそうとは限らない――」
マルチコプタードローンについて、防衛省の試験研究が始まった。
メーカー側に提示された目標スペックはシビアなものだったが、フリーランスのデザイナー倉崎が、画期的なアイデアを思いつく。
「すべてがリアルすぎる」との声、多数。
最強のものづくりエンターテインメント!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

現実の半歩先を描くというのは、読者としても読んでいてとてもリアリティを持って読めるだけに、執筆にはハードルが高いと思う。ところが、その半歩先のリアリティを脳内に描けるのは、著者の経歴に基づく経験値だけでなく、その上のレベルの構想力の賜であろう。
読んでいてとても楽しかったし、〆にも引っかかった。
めに引っかかったことも含めて、読後感がいいのは、出てくるキャラクターによるモノだろうか?
それとも、半歩先の未来を現実で体験する前に本書を通じて体験できたからであろうか?

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

面白かった!
技術者視点のお仕事小説…って言うと簡単にまとめすぎになっちゃうけど。自衛隊の戦闘機開発に携わる、航空機メーカーの技術者達のシリーズ3作目。
私自身は、「あるものでなんとかすればいいんじゃない?なんとかならなかったら諦めればいいんじゃない?」って考えちゃう、ものづくり気質から程遠い人間なんだけど、そんな私でも楽しめる。
今回はサスペンス要素はかなり後半になって展開したけど、むしろそこまでの開発の経緯描写の方が、完全文系の私には新鮮で面白い。
自衛隊関連だと、「愛する人の為に国を守る!」みたいなアツイ展開になりがちだし、それはそれで描き方によって面白いんだけど、この方の作品はその辺は淡々としていて、そこも好き。

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2017年05月09日

Posted by ブクログ

ドローン、オスプレイに代表されるティルト機構という最先端の飛行機構を題材に官民の思惑も入り乱れる内容で面白い。技術者と事務方の考え方ってやはり違うんだろうな。

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2019年06月12日

Posted by ブクログ

航空機の設計者だった経験が実に生かされている。
ドローンが、実際の偵察につかわれる。
四つのプロペラで ティルトローターにする。

偵察用の基準として、
巡航速度100キロ、滞空時間1時間、
ペイロード10km,上昇限度1万フィート。
本体の全長全幅が、1m以内。
電動モーター、リチウムポリマーバッテリー。

この規格を作るために ティルトローターとしたが
プロペラが平行のために、失速する。
またティルトローターが 垂直上昇から飛行に、
変わる時にトラブルが起こりやすい。

技術的なポイントは実におもしろいが、
残念ながら、物語としては チャっちいなぁ。
自分を無視されたということと
借金のかたにとは、日本的平和ボケの物語すぎる。 

防衛庁と三菱重工などの関係もよくわかっておもしろい。

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2018年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【ネタバレ】シリーズ第3弾ではドローンが取り上げられます。「下町ロケット」的な物づくりの面白さはじゅうぶん楽しめたのですが、ミステリとしてはいささか底が浅かったのは残念。

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2016年12月01日

Posted by ブクログ

大手航空メーカーが手を組み航空自衛隊に売り込むところが面白い。
高性能ドローンを作製したベンチャー会社が犯罪を犯し、別の大手メーカーに吸収される。共同戦線を張りながらもライバルメーカーを出し抜く様はさすがである。

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2016年11月05日

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