感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2017年05月09日
面白かった!
技術者視点のお仕事小説…って言うと簡単にまとめすぎになっちゃうけど。自衛隊の戦闘機開発に携わる、航空機メーカーの技術者達のシリーズ3作目。
私自身は、「あるものでなんとかすればいいんじゃない?なんとかならなかったら諦めればいいんじゃない?」って考えちゃう、ものづくり気質から程遠い人間な...続きを読むんだけど、そんな私でも楽しめる。
今回はサスペンス要素はかなり後半になって展開したけど、むしろそこまでの開発の経緯描写の方が、完全文系の私には新鮮で面白い。
自衛隊関連だと、「愛する人の為に国を守る!」みたいなアツイ展開になりがちだし、それはそれで描き方によって面白いんだけど、この方の作品はその辺は淡々としていて、そこも好き。
Posted by ブクログ 2019年06月12日
ドローン、オスプレイに代表されるティルト機構という最先端の飛行機構を題材に官民の思惑も入り乱れる内容で面白い。技術者と事務方の考え方ってやはり違うんだろうな。
Posted by ブクログ 2018年03月20日
航空機の設計者だった経験が実に生かされている。
ドローンが、実際の偵察につかわれる。
四つのプロペラで ティルトローターにする。
偵察用の基準として、
巡航速度100キロ、滞空時間1時間、
ペイロード10km,上昇限度1万フィート。
本体の全長全幅が、1m以内。
電動モーター、リチウムポリマーバッ...続きを読むテリー。
この規格を作るために ティルトローターとしたが
プロペラが平行のために、失速する。
またティルトローターが 垂直上昇から飛行に、
変わる時にトラブルが起こりやすい。
技術的なポイントは実におもしろいが、
残念ながら、物語としては チャっちいなぁ。
自分を無視されたということと
借金のかたにとは、日本的平和ボケの物語すぎる。
防衛庁と三菱重工などの関係もよくわかっておもしろい。
Posted by ブクログ 2016年12月01日
【ネタバレ】シリーズ第3弾ではドローンが取り上げられます。「下町ロケット」的な物づくりの面白さはじゅうぶん楽しめたのですが、ミステリとしてはいささか底が浅かったのは残念。