【感想・ネタバレ】こちら文学少女になりますのレビュー

あらすじ

文学少女の私が、青年漫画の編集者に!?
青年漫画誌に配属になった新人女子。大御所を怒らせ、童貞の作家に戸惑う日々だが――。
25歳期待の新人による長編エンタメ!

「漫画なんて、くだらない」
入社一年目、ザ・文学少女山田友梨が配属されたのは、男だらけの青年漫画誌「ヤングビート」編集部。
大物作家を激怒させ、長寿連載「解決屋一平」はまさかの終了。
童貞が主人公のエッチ漫画「いまだ、できず」の人気は急降下。
雑誌を牽引する大ヒット作「キヨのひらく箱」には激しく心を動かされるが、担当なのに作者とは一回も会えない。

第16回ボイルドエッグズ新人賞受賞の新鋭が描く、イタくて深い、新感覚!青春感動物語

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小嶋陽太郎らしいというか、さすが楽しませてくれるエンタメお仕事小説。
可愛くはないがブスではない(自称)、巨乳(自他ともに認める)の大卒新人文学少女が、よりによってコミック誌の編集に配属される。

そっからはもう、ジェットコースター。大御所漫画家に留めを刺すわ、覆面作家の謎を暴くは、チラエロコミック作家に惚れられるわ…。

ちょっとした謎解きもあったり、意外なドンデン返しもあったり、退屈させない展開で、これぞエンタメ。肩肘張らずに楽しめる快作。

しかし、コミック界出版社ってとこは、ある意味変態だったりパワハラだったりの温床やな、小説だから笑ってられるが、電通や朝日新聞のブラックぶり観てると現実にこんなんやってると思うと、ちょっと胸が痛む

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2018年07月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022/2/4
最初あまりに敬意のない主人公に好感持てなかったけど、私が彼女を知るとともに彼女が周りを知っていくにつれて好きになれた。
周りも彼女を知ったし。
お仕事小説の情熱って日常に結構効くのよね。
私も頑張ろうって思える。ありがたい。

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文学大好きな友梨が配属されたのは、ゴリゴリの青年漫画編集部だった。

これまでの人生で漫画とまったくの無縁だった友梨が
男だらけの青年漫画ヤングビートを担当することになり、戸惑う連続の日々。

ヤングビートの柱ともいえる大御所漫画家を激怒させ、突然の連載終了宣言。
童貞漫画の担当になり人気が落ちていくことへの焦り。

漫画家の代理としかやりとりさせてもらえない人気漫画の主人公が、ある日から友梨の目の前に姿をあわらしたこと。

心が折れそうになることもありながらも
容赦ない言葉を浴びせてくる上司や先輩に同期など

そして漫画の主人公キヨの存在にもときに救われながら
自分のトラウマだった過去を受け止めて

漫画編集者として成長していく姿。

面白いなあ。映像化しても面白いだろうね。

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2020年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いいものはいい、悪いものは悪い、と大御所にでもはっきり言ってしまう新人編集者の山田や、一見チャラい大沢。表面的には眉間にシワを寄せたくなるようなクセのあるキャラクターがわんさか登場する、とある出版社が舞台の話ですが、仕事に信念、情熱を持っている人ってとても惹かれる。

不覚にも編集者、章の柳沼先生とのやりとりのところで変化した山田に自分の姿を重ねてしまい、それまでさくさくと読んでいたのに、あーこういう思いを仕事でたくさんしてきたんやったなぁ、と、不覚にも涙。

ここからはレビューでも何でもない個人的な話。ワークとライフのバランスを取ろうとすればするほどバランスってナニ?となってくる。継続ではなくしっかり休憩をはさんで、熱く仕事をいつかまたしようと心に決めた夜でした。

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2017年04月28日

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