あらすじ
勇気が必要なときに、
そっと背中を押してくれる本。
「もし、人生をやり直せるとしたら……」
誰もが一度は、
そういう思いにとらわれたことがあるはずです。
そして、そんなことを心の中でつぶやきながらも
「自分はもう、人生をやり直すことはできない」と
じつはあきらめているのではないでしょうか。
本書は、人生は思うとおりにならないと考える「私」が、
ある日、突然、旅に出ることになる物語。
それは、いわゆる旅ではありませんでした。
「私」が本物の人生を生きていくための旅だったのです。
「老人」に導かれながら、「私」は、自分を信じることを学び、
挑戦することこそが自分を成長させてくれることを理解します。
そして、旅の最後に明かされる「老人」の正体とは……。
生きているうちに、何を選び、何に挑戦するのか。
人はいくつであっても、人生をやり直すことができるのです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『人生とは旅であり、旅とは人生である。』
これは元サッカー日本代表選手、「中田英寿」氏が引退を発表した際のブログのタイトルです。
旅。地図も無ければ、目的地も分かりません。
自分がどこに行くべきか、何をすべきかが分からず、なかなか決めることができません。
人はなぜか歩き出す前に正解を知りたがり、誰かが自分の目の前に置いていった「正解のようなもの」に飛びつく傾向があります。多くの人はこうやってほんとうに行きたい場所に行けずに人生を無駄にする。
どんな道を選んでもリスクがありますが、それでも人間は、何かを選び、前に進まなければいけない。その中で最大のリスクは「目的地にたどり着かないうちに、この旅が終わってしまうこと」です。
悩んでばかりで歩き出さないと、どこにも行けないで時間切れで終わってしまいます。
旅には終わりがあり、時間には限りがあります。
目的地はすべて途中になっていきます。過ぎ去れば、次から次の目標できます。目の前のことに集中して、新しい目標に出会いましょう。人生の目的地を他人に委ねてはいけません。
間違うことに慣れてください。本当に怖いのは目的地が分からないことではなく、他人の愚かな声に流され、自分では何も決めれなくなることです。間違いに出会うと、次は正しい努力を重ねるという新しい目標に向かうことができます。
そして、今、目の前にあるもののうち、一番大切なことをやり続けていれば、それが必ず良い方向へ自分を導いてくれるということです。
旅の途中で、悩んでその場で突っ立ってても、目の前の景色は変わりません。
Posted by ブクログ
人は歩き出す前に目的地を知りたがる…
今までの私も本当にそうだなぁと思う言葉。
何が正しい?どうしたら1番いい?
現状に満足できないけど、先に進むための選択もできない。
無意識のところでおそらく怖くて不安がっている。
結果そこがコンフォートゾーンになって堂々巡りで抜け出さない毎日。
一つずつ、小さいことからでも行動を起こす。
ないないじゃなく、今あるものに気づくことも大切。
なんねんもは積読になっていた本だけど、ちゃんと頭から読み切れてよかった。
人は、私はすぐ忘れるから、忘れてまたコンフォートゾーンぐるぐるしそうだから、自分を鼓舞するためにまた読み返したいなと思える本だった。
Posted by ブクログ
1人の若者が自分探しの旅に出る物語形式の啓発本。
生きているうちにできることなんて限られてる。
人生は心配なことばかり
先が見えなくても、前進するのか?立ち止まるのか?
出来るかもしれない可能性(夢)を自ら捨てるのか?挑戦しないのか?
いつまで居心地のいいぬるま湯に浸かってるのか?
どちらにしろ時間は待ってくれない。
表現は優しいながら、厳しくも問いかけられてるような本書。
今の状況に迷ってる人の背中をそっと押してくれるよう。