あらすじ
絶望の中、高1の夏海は、夏休みの学校の屋上でひとり命を絶とうとしていた。そこへ不意に現れた見知らぬ少年・朗。「今ここで死んだつもりで、少しの間だけおまえの命、おれにくれない?」――彼が一体何者かもわからぬまま、ふたりは遠い海をめざし、自転車を走らせる。朗と過ごす一瞬一瞬に、夏海は希望を見つけ始め、次第に互いが“生きる意味”となるが…。ふたりを襲う切ない運命に、心震わせ涙が溢れ出す!
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正確には4.8点かな?
凄いね。
こんな作品を携帯小説で書けるだなんて。
本当に驚く才能かと。
個人的には、とても気に入った一作となりました。
ただし、おばあちゃんに絶対返すと言ってた事がどうなったのか?だけ気になったので、その分だけ0.2ポイントマイナスに。w
Posted by ブクログ
自殺しようとする女子と生きたいと思う男子。
空っぽだと思い込んでいた女子と本当に空っぽだった男子。
正反対の2人が出逢う。
その2人のココロの変化やお互いへの想い。
10代という経験値がまだ少ない2人のピュアな成長や感性で、空っぽだったココロにたくんのモノが満たされていく。
やってみるから、わかること感じることたくさんあると思う。
やりたいことがある、やろうと思えば挑戦できる。それはしあわせなことなんだ。
どんな結果になっても、失敗なんかじゃなくてそこから何かを感じたり得られたらいい。
いろんな経験や挫折が人生を豊かにココロを豊かにするから…
今は情報がたくさんあって、知りたいこともすぐ分かる時代。
地図を眺めて理解できても、本当に歩くことで頭だけじゃなくカラダやココロで感じることがたくんあるはず。
それが生きるコトなんだと思う。
Posted by ブクログ
学校の屋上で命を絶とうとしていた夏海に郎という男の子が引き止めた。そして2人で自転車で海に行くことに。
というあらすじでした。
おすすめするのは中高生や読書に慣れていない人です!すごく読みやすいので読書をするきっかけになります!
大人や読者慣れしている人は楽しめる人は楽しめると思うけど物足りない人もいるかな?と思いました!
私は面白かったです。
Posted by ブクログ
出会ったばかりの高校生が自転車の2人乗りで海をめざす3日間のお話。主人公の夏海が学校の屋上から飛び降り自殺をしようとしている時に、声をかけた朗のお願いで海をめざすことになります。3日間という短い間の期限付き青春物語で最後には涙します。個人的には夏海のお父さんに共感しました。
Posted by ブクログ
竹谷夏海
学校の屋上から自殺しようとしていたところ、郎に声をかけられる。
藤原朗
「今ここで死んだつもりで、少しの間だけおまえの命、おれにくれない?」と夏海に話しかけ、海へ向かう。
おばあさん
民家の一角で駄菓子屋をやっている。
トオル
夏海が中学生のときから、友達の紹介で二年付き合ってた。
後藤
警察官。
朗の父
夏海の父
Posted by ブクログ
高校の屋上で命を絶とうとした少女は少年に呼びとめられる。少年に海に連れて行ってくれと頼まれた少女は断りきれず、2人の自転車旅が始まる。
死にたいと思っていた少女が旅を楽しみ、旅をしたい少年の寿命が迫ってくる。そんな対比に切なさを感じた。自分は死ぬのに少女に「笑って生きろ」と伝える少年に胸を打たれた。
Posted by ブクログ
若い衆よ、読みなされ。
おっちゃんが読むには、ちと遅かれし内容。
しかし、年齢性別を問わずに読んでもらいたいですね。
ひたむきに、まっすぐに、懸命に生きるも物事に取り組むも、それらが出来る人ってのは、とても好感が持てます。
若い衆よ。オトナになればキタナイ物事に遭遇するだろうけど、本作の二人の様な純粋なキモチだけは、ココロの隅に置いて欲しい。人を思いやれるオトナになって欲しい。
おっちゃん舌足らずだから上手く伝わらないかもだけど、ふと思ったのさね。
若い衆よ。読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
心温まる話でとても読みやすい物語でした。
生きる意味の大切さや大事な人を思う気持ちなど、深く考えることが出来て良かったと思います。
イメージしやすい表現が多かったのでぜひ読んでみて欲しいです。
Posted by ブクログ
凄く面白くてサクサク読み進む、とまではいきませんが、読みやかったです。
前半はイマイチかな…と思いながら読んでいましたが、個人的に後半がとても好きでした。
爽やかで、切なくて、でも温かくて。思わずウルッとくるような、たった数日間の夏の物語でした。
Posted by ブクログ
夏海ちゃん、暑い中で郎くんを後ろに乗せてお疲れ様でした。最後の方の言葉を変えての表現の多さが若干萎えたけど、まっすぐなところが高校生らしかった‼︎
Posted by ブクログ
もっと若い頃に読んでいたら感動が大きかったかもしれない。「期限付きの青春時代の思い出話」ということでは類似の作品がたくさん思いついてしまう。最後に予想を裏切るようなどんでん返しがあるとかでないとちょっと印象に残りづらいと思う。ゴールを目指すという点でちょっと『夜のピクニック』を連想した(読んだことないけれど)。それと、こういう草食系の男の子がメインキャラになるのはやっぱりそういう時代なのかな。まったく話の筋には関係ないけれど、「チコちゃんに叱られる!」を最近見たせいか、「アイスを食べるとどうして頭がキーンとなるのか」に答えられない自分に気がついた。なんでだっけ?
Posted by ブクログ
ケータイ小説を文庫にしたもの。表紙の感じからしてもさらっと読める軽い青春ものかな?と思ってました。
思いのほか、良かったです。泣きそうにになった。
命を絶とうとした高1の夏海の前にふいに現れた謎の少年・朗。その命を少しの間くれないか?と。ふたりは遠い海を目指して自転車をこぎ始める。
人に甘えられなくて本当は寂しがりやの夏海が、朗と一緒に過ごしたたった3日間で未来を手にする。気づかなかったことにも気づく。朗の人生も夏海に出会って意味を持ったと思う。永遠の一瞬、ぴったりのタイトル。この一瞬の尊さに胸が震えました。