あらすじ
アルゴリズム革命とは、情報処理能力の飛躍的向上により、あらゆる人間活動が計測され機械によって代替される流れのこと。Fintech,IoT,Cloud Computing,AIなど、シリコンバレーの最先端の動きとこれから日本で起こることを、スタンフォード大学の研究員がわかりやすく解説。
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Posted by ブクログ
AI、IoT、Fintech…全てクラウドによるITリソースの無制限化をキーとして繋がる一連の動きだったのか。本質は自動化という分析にも大いに納得。紹介されているシリコンバレーの文化にも憧れる。その上で、ありがちな「だから日本企業はダメ」的な論調で終わらせていない点に好感を持った。
Posted by ブクログ
シリコンバレーにはBuzzと言われる、その地域の中でしか流れない、飲み会で話すような噂話があります。この本はここ最近のBuzzをとっても網羅的にまとめていて、この本を読めば、ここ最近シリコンバレーの人たちが飲み会でどんなことを話題にしているかが分かります。加えて、シリコンバレーのメカニズムをアカデミックな知見を交えてとてもうまく解説しています。なぜ、シリコンバレーでは新産業が生まれ続けていくのか、というと、やっぱり生まれてくる産業には共通項がある訳です。
この本、ここ最近のシリコンバレー本の中でもっともおすすめです。
Posted by ブクログ
シリコンバレー流のスタートアップのカギはペインポイント(痛点、つまり苦労しているところ)のアルゴリズムによる「自動化」だと説き、人工知能、クラウド、IoT、ビッグデータ、フィンテックの新潮流を語ります。
また、スケールしないビジネスは生き残れないとシリコンバレー流ベンチャーキャピタルの流儀も合わせて説明し、終章で日本企業にシリコンバレーとのオーペンインベーションを指南します。
『クラウドによって見かけ上、上限が無くなったITリソースを、「ものづくり」の分野に向けるとIoTとなり、「情報収集」や「情報分析」にむけるとビッグデータになり、「ファイナンス」に向けるとフインテックとなる。同じようにITリソースを「創薬」や「医療」に向けるとバイオテックになるだろうし、「学習」に向けると人工知能になる。』との一節が現在のITの潮流を端的に表現しています。そしてそれらが相互に関連して更なる発展をすることを示唆しています。
日本企業の異種決定の遅さと、シリコンバレーのスピード感についても言及されていますが、この本でのシリコンバレーのビジネスを織り交ぜて語るテンポの良さがまさに最先端のITビジネスに相応しい文章で一気に読めました。
Posted by ブクログ
面白いかというと、まあ面白い。作者の意見は少ないけど、題材は良いかな。
アメリカ特有というよりもシリコンバレー特有の話。
起業家たちが集まり、交流し、そして投資家たちがお金を供給する。成長速度こそが正義の社会。
雇用は必ず失われる。それに伴ってまた新しい想像もできないような仕事が生まれる。
クラウドによって計算資源を外部に任せる、これによっていきなりの急増にも耐えきれるようになる。
成長することによる、サービスの低下を防ぐことができ、どんどん広げていくことに集中できる。
また、つながっていることで、常に最新のサービスを提供できる。
アイボはロボットが家庭に入り込むという革命的な製品だった。もったいない時期を過ごしているがチャンスを失ってはいけない。
日本の企業の良くないところとしては、決定が遅いこと、事業部門が社内ベンチャーに厳しいこと
Posted by ブクログ
外資系に勤めていたから英語交じりの文章には慣れてるが、一般の人には読みにくいだろう。もっとも最近の新規用語は日本語に訳しにくいし、変に日本語化するとわかりにくいとも言えるが、それでもカタカナが異常に多い