あらすじ
――ぼくは、彼女が誰なのかわからない。ちょっとした不注意で事故に遭い、入院することになったぼく。退院の日、目の前に現れた女の子は、ぼくの“彼女”だと自己紹介してくれた。でも、ぼくの記憶では自分には彼女はいなかったはずなのに。――彼は、わたしが誰なのかわからない。今回の夏も、わたしは彼の前にやってきた。二人で過ごした日々、一緒に見上げた星空を取り戻すために。同じ七日間を過ごす彼を連れて、八日目の世界を教えるために。これは、夏を繰り返す、彼女とぼくの不思議な恋の物語。
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七日間の幽霊、八日目の彼女
僕はあまり小説を読まないのですが、この作品のタイトルを見た時に運命に似た何かを感じました。
説明すると長くなりそうなので一言で、
最高でした!!
Posted by ブクログ
単純に好きな物語だった。
伏線もあれこれ想像しながら楽しめたし、天体に関する話の付随も綺麗でいいなと感じました。
自分が彼女たちや、彼の立場だったなら…
感情移入しながら、一気読みでした。
今と、これからに目を向けたいけれど、読み終わった今だけはいいよね…
学生時分の、あの時を思い返しても。
Posted by ブクログ
主人公の明良はひどい交通事故に遭い、入院することになった。その明良の前に現れた一夏という向日葵のような明るくて可愛い女の子が、彼女だと自己紹介します。明良には彼女がいないはずだったのに。語り手が一夏に変わると、徐々に秘密が明らかになってきます。記憶がない明良と突然明良の前にやってきた一夏の夏の恋の物語です。途中何度も伏線があり、読みやすくて先がわかりやすくなっています。