【感想・ネタバレ】六条御息所 源氏がたり 下のレビュー

あらすじ

『源氏物語』から・・・不倫と性愛の千年史。

光源氏の子供を出産し、出家をした、父=前帝の妻、藤壺。そのことで罪の意識にさいなまれながらも、新たな女性たちとの関係をさらに広げる、主人公、光源氏。自らの罪の重さに、都を離れ須磨へと旅立つが、そこでもまた、新たな女性との関係を持っていく。後編にあたる本書では、光源氏が須磨から再び都に戻った後、亡くなるまでの壮年期、熟年期の恋愛、性愛を、丹念な心理描写、情景描写で描いていく。
最大の盛り上がりは、原書の第三十五帖「柏木」にあたるところ。光源氏と妻、女三の宮との間に生まれた子が、実は自らの子ではなく、不義の子であることを光源氏が知る場面。かつて自らが犯した罪と同じような状況で、自らに降りかかる因果。そのときの光源氏の心の内を、恋愛小説の名手、林真理子はどのように描いていくのか。
不倫あり、同性愛あり、ロリコンあり、熟女愛あり・・・現代にも通ずる、あらゆる性愛の類型が登場する、世界にも希なる恋愛大河小説。その結末や如何に!
誰もが学校の授業で習った、あの『源氏物語』が、実はここまで過激で、こんなに面白かったなんて!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻良かった。

傍若無人なお坊ちゃんだった源氏が、
年を重ねるにつれ、政治的な身の振り方も身に着けて
どんどんとイヤな奴になっていった。
そんな源氏の思惑に気づきながらも振り回される女君たちが切ない。
やはり紫の上と明石の上が辛い。
女三宮の降嫁は、紫の上に死に至る病を与えていき、
ものの数にいれてもらえないことを感じていた明石の上は
そっと源氏を恨んでいる。
幸せって難しいな。
この二人は大出世のように思われるけども、
愛し・愛されるということを実感できない点は不幸だったのかもしれない。

この源氏物語は、他のものより召人が結構出てきた気がする。
その点はあまり読み込んだことがなかったので、
もっと召人に踏み込んだ源氏物語が出るのもいいなーと思った。

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2017年01月23日

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