【感想・ネタバレ】トリモノート(新潮文庫nex)のレビュー

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Posted by ブクログ

オーパーツを使った時代物ミステリ。といってもミステリというほどのものではなく、現代の捜査ツールがあれば瞬時に解決できるようなものばかりなのだが。しかし、発想は面白かったし、それぞれの捜査ツールがどれほど役に立つかということも感じられてよかった。
当事者らがわからないことも説明してくれる親切設計だが、そこのところは蛇足な気もして、好みが分かれそう。

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2017年09月02日

Posted by ブクログ

岡っ引きの時代に現代の科学技術を持ち込んだらどうなるのか?現代ではすんなり行くところもこの時代ではままならないが、そこからの丁寧な切り返しが素晴らしい。

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2016年05月27日

Posted by ブクログ

十八世紀後期の侍がいる国のとある場所が舞台。山の中で見つけたタイムマシンの中に現代では普通にある物でもその時代ではありえない色んな道具を発見する岡っ引きの娘、というのが始まり。確かに技術の進歩は犯罪捜査の進歩。幼馴染の舟彦の考え方は現代では当たり前でもその時代ではなかなか難しいものだろうと思う。そういう意味では今の私たちの考え方が普通ではない時がいずれはくるのだろうな。

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2019年10月05日

Posted by ブクログ

この作者さんは特殊設定下でのミステリが得意なわけですが、今作はそれが生かされておらず非常に残念。
今回の特殊設定は、江戸時代に現代の鑑識用具があったら岡っ引きがどう活用するか、ってところなんでしょうが、なまじ我々日本人は時代劇等でイメージが出来上がってる世界観の中に、そこを無理矢理放り込んでくるので違和感が半端ない。(さらに登場人物が微妙に設定時代にそぐわず、現代人に見えるときがある。会話とか描写がね。時代小説は向いてない感じ……)

おそらくこの設定を生かしたいなら、江戸の時代劇設定にせず、現代の発展途上国や架空のファンタジーの国、とかで良かったのではと思ってしまう。
それか、どうしても江戸時代設定にするなら、いっそのことリアルに妖怪も存在する世界にして、お星ちゃんが妖怪検知の能力に秀でており、舟彦は鑑識用具を活用し、二人でそれぞれ長所を生かして協力して事件解決とかね。
なんにせよ、この作家さんのアレンジ力を考えると、非常にもったいない。はっちゃけ度合いがもう一つ足りなくて損してる印象を受けてしまう……。

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2016年09月21日

Posted by ブクログ

18世紀後半の日本らしき国の犯罪にカメラや現代の捜査道具を用いたらどうなるかという舞台設定とそこから一歩進んで行う証拠固めの過程が面白かった。

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2016年07月10日

Posted by ブクログ

江戸時代に現代の科学捜査技術が持ち込まれたら、というある種SF的なミステリ。証拠能力がはっきりと確立されていないために違う使い方をしたりと面白い。

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2016年04月27日

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