【感想・ネタバレ】新しい幸福論のレビュー

あらすじ

ますます深刻化する経済格差。なぜ日本では格差がなくならないのか。税制度の問題点などを分析し、経済学が抱えている課題も明らかにする。そして社会制度の様々な改革とともに、いままでとは異なる生き方をも提言。

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Posted by ブクログ

社会と経済の関係についてお粗末な知識しかありません。経済学の基礎知識もありません。そんな私に、ザックリと社会と経済について、日本で起こっていることを教えてくれる良い本でした。心の準備が出来ていないこので、これ以上の身も蓋も真実は受け止めきらないので、逆にフワッとした感じは助かりました。

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2020年09月29日

Posted by ブクログ

以前、著者の本を読んだときに、この本が紹介されていて興味をもったので読んでみた。論調はかなり私が支持するところに近い。だけど、以前読んだこの著者の本でも感じたのだが、何だか妙に冷めた感じがする。大いにうなずけることが書いてあるのだが、そこに熱意が感じられないとでもいおうか。データを示しながら論を展開しているでそれなりに説得力があるかのように感じられるのだが、サラサラッと書いた感じで魂込めて論をぶってる感じがしないのが残念。
OECD諸国の所得格差(ジニ係数、2000年ごろに観測、p.55)を見ると、アメリカは大きく0.379、日本は0.329で韓国0.315より所得格差が高い。ちなみにデンマーク0.248、ノルウェー0.250などが、格差が低い国。韓国ドラマとか見ていると貧富の差が大きそうに思うけど、韓国より日本のほうが高いという驚き。再分配前所得の不平等度ではOECD平均並みのところ、弱い再分配効果した保持していないからこうなる。
日本は一億総中流などといわれた時代があったが、それはつくられたものだったということか。特に最近は聞かない政府の横暴にいいようにされている感があるが、それでも国民の支持率は高い。何てふしぎな国だろう。

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2018年08月04日

Posted by ブクログ

橘木さんがこんなゆるふわな本を書くなんて残念、、
説得のためなのだろうとはいえ、真実に対する誠実さを失って欲しくなかった。。

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2016年11月20日

Posted by ブクログ

相対的貧困=国民所得の中位者の所得の50%に満たない者をいう。

国民の目標の多様化が背景にある。

再配分機能が弱い。今までは所得の不平等度が低かった。

新自由主義、市場原理主義では資源配分はパレード最適になるが配分を最適にするとは言っていない。

連合が労働者の代表=正規労働者の既得権益を守ることになる。

野心と嫉妬心が行動の源泉。
平等性と効率性のトレードオフ。

ケインズの弟子 ハロッドドーマー理論=貯蓄率と資本係数によって成長が決まるという理論。

格差拡大は経済成長にとってマイナス。
無理に経済成長させると格差が拡大=脱成長戦略を。

有限の世界で幾何級数的に成長すると考えるのは狂人または経済学者である。

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2016年10月05日

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