あらすじ
考える力、それは、子どもにとって一生の財産となる力です。考える力があれば、勉強はもちろんのこと、友だちづきあいだってうまくいきます。思わぬトラブルにあっても、それを解決し、乗り越えていくことができます。考える力、それは、人生を乗り切る強さを与え、子どもを幸せにする力なのです。では、いったいどうすれば子どもに「考える力」を身につけさせることができるのか。本書では「考えられる子どもを育てる『親の態度』」「子どもに考えさせる会話術」「『考える力』を育む生活習慣」「こんなときは考えさせどき」「考えられる子どもが育つ家づくり」の5つの観点から、子どもに考える力を身につけさせるヒントを紹介します。日常生活の中で、子どもとの接し方をちょっと変えるだけで、子どもの考える力はみるみる伸びていくのです。
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Posted by ブクログ
子どもたちには、常々自分で考える力をつけて欲しいと思ってきた。ところが、考える機会をことごとく潰してきたのは、他ならぬ私の、子どもに対する接し方そのものであった。
この手の書籍を読むたびに反省と決意を繰り返すのではなく、そろそろ本気で実行しないと、大事な子育ての期間が終了してしまう、、、
Posted by ブクログ
あっという間に読んでしまいました。読み物としても面白かったです。各項目に説明イラストがあり、忙しい人でも本の内容を掴みやすく工夫されています。
いい例と悪い例がわかりやすく書かれており、またいい方向に持っていく為の工夫の仕方も丁寧にわかりやすく書いてあるので為になりました。
押し付けがましくなく、これならなんとかできるかもと思いました。
頭に血が上ったり、困った時に振り返って読みたい1冊です。
Posted by ブクログ
題名に惹かれ手に取った本だが、読んでみて期待通りだった。冒頭の「世話を焼きすぎてはいけない」に始まり、子育てにおいて過干渉や感情的な言動を廃し、いかに子供が自分で考えられるように導くか、が書いてある。各話が1ページ挿絵マンガ+3ページ本文の構成になっているので、忙しい方には挿絵マンガの部分だけでも読んでほしい。
いいわけをさせる、とか、見ないふりをしてしっかり見守る、とか、翌日の支度を一緒にする、とか・・・山本さんの子育ては自主性重視。子供も一定の年齢になれば教えこむのは時に大変でも、自分で考え、納得した結論なら行動を変えることができる。そこまで待つこと、導くことはなかなか難しいが、結局は冷静になって対話を重ねるしかないのだと気づく。
山本さんは自らの職業を「ライター」と紹介しているが、育児や心理の専門家というわけではなく、本書も自らの子育て体験をベースに書かれてある。幅の広いソリューションになっているかどうかはともかく、子育てする親を等身大の目線で励ましてくれる。良書だと思う。