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Posted by ブクログ 2020年10月09日
一見、障害のある方の自伝のように見えますが、読めば全く違うことがわかります。
当事者として、同時に支援者として、日本における障害者対応をどうしていくのがいいかが丁寧に記されています。
バリアをバリューに、言うは易し行うは難し。
でも、行うは難ければこそ、言い続けるべき観点でもある。
障害は人で...続きを読むはなく社会の側にある。
一人ひとりの困り事にまっすぐ目を向ける。
繰り返し様々な場で提唱されていながらなかなか形にならないこの感覚を、やはり地道に高めて広めていく他ないのかなと、改めて思った。
そして、障害に限らない様々な困り事を、本人が、周囲が、社会がバリューに変えていければ、ますますよい社会になると確信した。
そして「障害」という言葉を使わなくても、誰もがあるがままで当たり前に幸せになれる社会を目指したい。
そのために自分ができることは?
Posted by ブクログ 2016年04月03日
2016年24冊目。
「バリアフリー」ではなく「バリアバリュー(障害を価値に)」という発想が前々から気になっていて、著書が出たので読んでみた。
著者ご本人が車椅子の身で、特別扱いされて嫌な思いをした過去が赤裸々に綴られている。
「障害者かどうか」というくくりで相手を見るのではなく、障害があろうがな...続きを読むかろうが、相手を唯一無二の存在として認め、それぞれが困っていること、それぞれが持っている力を見る感性が大事なんだと思う。
ユニバーサルマナー検定は受けてみたいなと思った。
Posted by ブクログ 2024年04月14日
バリアフリーと簡単に言ってはいるが、わかった気になっているだけで、気づかないことがたくさんあるなと改めて気づかされた。「May I help you?」「Win-Win」の大切さをしっかり考えなければならないなと思う。
Posted by ブクログ 2021年06月24日
障害者からこのような前向きな意思を示されると、健常者も心から社会のバリアとどう向き合い、改善していくかと同じく前向きに考えていくことができる。
障害者とバリアフリーに関することは、とかく良心やら道徳心やらに訴えかけてさも義務であるかのように説き伏せる言論が主流だが、それは人間心理的には逆効果だと思...続きを読むう。何かのきっかけで反発に回りかねないから。
文章も平易で読みやすいので、中学生くらいの読書感想文の課題図書にぴったりではないだろうか。
Posted by ブクログ 2019年11月24日
障害者も健常者も関係なく、みな自分の人生を生きているのだなと感じた。
障害者だから可愛そうではなく、健常者だから恵まれている訳でもない。
仕事に壁を感じている今の自分にフィットした。
Posted by ブクログ 2017年04月16日
非常にポジティブな話の連続で勇気の湧いてくる本だ.第5章の価値を育てる7つの習慣 が良い.特に 「なぜ」「どうして」を3回くり返す が大事だと感じる.また 最高の準備をする というのも重要だ.
Posted by ブクログ 2016年05月28日
人は誰でも他人に劣るところが必ずある。それを自分で認め、他人をも認める。おおきくはそういうことではないのか。難病、車いす、そうはいってもハンディが大きすぎるが…
「でも」より「だから」を見つける。この部分がこの本では一番すきかな。第5章の価値を育てる7つの習慣などは、自己啓発の最たるもの。最終的には...続きを読む”生き方”に辿り着くのかな。