【感想・ネタバレ】新源氏物語(下)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

- 同じ田辺氏の著書「光源氏ものがたり・中」に「このあたり(若菜)から『源氏物語』本編の低音部に、不気味な重苦しい調べがついてまわるようになります。ここにいたって『源氏物語』は、はなやかな恋の物語から、重厚で、まことに辛いおとなの物語になるのです。」とあるように「若菜」以降の巻には「生」と「死」が背後にあって読み応えがありました。

晩年の光源氏は、世間体を気にしながらも未だ自分本位に生きているような。同年代の登場人物に比べて見た目が若々しいというのも、その表れではないのでしょうか。殿に振り回される女人たちに同情します。

そんななか「つらき世をふり捨てがたき鈴虫の巻」で未練がましく言い寄ってくる源氏を女三の宮がバッサリと切り捨てたのは胸がスカッとしました。物語後半のキーパーソンとなる女三の宮、六条院の聡明で隙のない他の妻たちと比べると不完全な人格であるが故に愛すべきところもあり、「他人がどうであろうとワタクシの知ったところではない」と我関せずを貫く様も私は嫌いではありません。

0
2023年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごくおもしろかった。
自然を愛でたり、趣のある文をしたためたり、平安時代の貴族達の暮らしが新鮮だった。
私も季節の挨拶でも書きたいなっていう気分になった。

0
2011年09月09日

「小説」ランキング