【感想・ネタバレ】夢に会えたら むすめ髪結い夢暦のレビュー

あらすじ

武家の出身ながら、髪結いとして生きる少女・卯野。友人の花絵と、新しい商いの相談も楽しい日々を送っている。近頃ひいきの青物問屋のお嬢さん・里世は、火消しに恋をしているらしい。「恋を叶える」という卯野の噂を信じているようだが、度を超した頻度で呼ばれるようになり、家族も心配している様子。どうやら里世の思いは、ただの恋心ではないようで…。むすめ髪結いの奮闘記、第3弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

#倉本由布 さんの江戸時代物。女の子の髪結いが恋をかなえる、そのポイントは非常に少女小説的スタンスなのだけれど、とにかく設定が本格的で、主人公の卯野も魅力的。今巻は卯野がようやく自分の恋に気付いてくれたのでほっとするも相手が相手なだけ苦しい。
今回は、捨てられなければならなかった子と、立場を無くした武家の子(虎之助)がオーバーラップしてかなりシリアス調だけれども、卯野の前向きさが何かを救っている気がする。

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2018年12月20日

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