あらすじ
結婚しても、しなくてもいい。それなのに、どうして私たちは“結婚”の2文字に囚われてしまうのか――。国の調査によると、独身の8割は「結婚したい」らしい。でも、結婚したいと言いながら本格的な婚活はせず、参加するのは女子会ばかり、という人も実際はとても多い。「イマドキの女心」は一体、どうなっているのか? アラサー独身女性のかかえる複雑な「結婚したい」という声の正体を、白書やインタビューなどをもとに紐解いていくと、ある本音が見えてきた。29歳の著者による当事者目線の社会学。
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Posted by ブクログ
一緒に生きていける相手がいる、というのは素敵なことだと思う。
恋人のいる期間はごく短い自分と、常時恋人のいる人とを比べても、どちらが良いとは言い切れない。
然るべき人と出会ったとき、まっすぐ進めるようにしておきたい。具体的には恋人のいない今を楽しんだり、恋人のいない現実をかなしんでみたり、そういうことである。
Posted by ブクログ
著者の3作目となるが、これまでの中で一番好きな本だと感じた。ほんの「おわりに」で筆者は論文の「今後の課題」のように本書への後悔や記載内容への危惧を記載しているが、社会学的要素と客観的分析と主張がバランス良くどの読者にも読みやすく理解しやすいように構成されている。個人的にはインタビューした女性たちをどのようにサンプリングして集めたのかが気になる。
Posted by ブクログ
特に都会に住んでる女性にスコープを当てた、結婚観、人生観に対する一冊。本当のところ、結婚したいかどうかもあるけど、これだけ多様化した社会で結婚という価値観だけ一括りにするのは著者の言う通り無理があるのかも。