あらすじ
京都は姉小路通沿いにこぢんまりと建つ仕出し弁当屋「ちどり亭」。その店主の花柚は、婚約者との結婚にともない、店を畳まなければならなくなる。しかしバイトの彗太が店を継ぎたいと申し出たことで、彼が大学を卒業するまでの二年間は、店を続けられることに。安堵したのもつかのま、花柚は祖父から「ただしオーナーも店主も辞めること」という条件を出される。名義とお金だけ貸してくれて、現在の店のやり方を守ってくれる人――そんな都合のいい人を果たして見つけられるものだろうか……。
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Posted by ブクログ
シリーズ3作目もほっこりしました。
美味しそうな料理の数々、優しくも厳しい人たち、気持ちがふくふくとなります。
今回は彗太のスランプや、花柚さんの失踪していた兄・公篤が現れたり(「開拓時代」に笑ってしまいました)、ちどり亭のオーナー問題などもありましたが、とりあえずの決着が付いたので良かったです。
それから三津彦さんの株がどんどん上がっていくのですが…展開に「!」となったうえに、番外編でぐっときました。松園さんも好きです。
そしてやっぱり、料理のコツとレシピが素敵です。レシピ本が欲しいです。
Posted by ブクログ
大好きなシリーズの3作目。
花柚は総一郎の結婚にともない、ちどり亭から手を引かなければならなくなる。彗太が大学を卒業後に引き継ぐことになったが、オーナーを探さねばならず――。
相変わらず花柚さんが可愛いなぁ♡
ほんわかしてるけど、芯がしっかりしてるところが素敵。
花柚さんをはじめ、彗太も総一郎さんも美津彦さんも松園さんも…登場人物がみんな魅力的。
配膳司(配膳さん)という職業を初めて知った。
彗太も言ってたけど、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるなぁ。
オーナー探しに苦戦していたけど、最後はやってくれました美津彦さん!
『四百宿四十飯の恩を精算する。これで店を引き取ろう。俺がオーナーだ』
美津彦さん~~~!!
やっぱり好きだわ(笑)
今回は番外編も収録されていて、美津彦さん目線のお話でした♪
続き、もちろんあるよね?
ずっと、続いてほしい作品です。
2021.3再読
今までは家庭で、自分で食べるための料理を教わってきた彗太だけど、店を継ぐためにお店で出せるように改めて教えてもらうことに。
均一のクオリティにするのが難しいよね。
今巻もおいしそうな料理が目白押しだったけど、特にフルーツサンドの描写がたまらなかった!
“真っ白いホイップクリームにきらめく、皮の紫色がほんのり残った巨峰に、淡く黄味がかった洋梨。
黄色のカスタードクリームから顔を見せる赤いいちごに、ピンクと白のまじった桃。
くだいたナッツははちみつと絡んできらめき、チーズと一体化している。
サンドイッチの切り口からのぞくフルーツとナッツは宝石のよう。”
今すぐ食べたい…。
店のやり方を分かってくれるオーナー見つかるかな…と思ってたら美津彦さんんんん!!
「四百宿四十飯の恩を精算する。これで店を引き取ろう。俺がオーナーだ」
美津彦さん、やってくれたよ!!
Posted by ブクログ
今回は美津くん回でしたね。
美味しいとこを色々持ってった感がありました。
お兄様も出てきましたねー。
このカップルは苦手な感じですが、仲良しっぽいので何よりでした。
次はいよいよ結婚かしらー?