映画化・アニメ化・ドラマ化もされた!東村アキコが描く、オタク女子の現代版シンデレラストーリー!
本作の主人公・月海(つきみ)は、イラストレーターを目指して上京した、重度のクラゲオタク女子。月海は、鉄道、三国志、着物、枯れ専など、さまざまなジャンルのオタク女子の住人と共に、男子禁制かつオタク女子限定のアパート・天水館で、ぬるま湯のようなのんびりとした生活を送っていました。しかし、超絶美形の女装男子・蔵之介(くらのすけ)との出会いで、月海と住人たちの生活は一変していき…。
まず注目してほしいのが、個性の強いキャラクター達!オタク女子の住人たちはもちろん、彼女たちを取り巻く面々もみんな一癖あり、キャラクターに引き込まれていくこと間違いなしです。
そして一見、個性の強いキャラクターたちとコメディ要素満載のストーリーから、ギャグマンガ!?と思われがちですが、ちゃんと王道の恋愛要素も盛り込まれた少女漫画となっています。
笑って泣けてキュンキュンできる作品、ぜひ元気が欲しいときに、読んでみてください。
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最高の終わり方でした!
すごく素敵な最終巻です。
ファッションショーが最高すぎて泣けました。
読むと元気が出るので何度でも読み返したくなります。
Posted by ブクログ
問題だらけのオタクの巣窟、男子禁制の下宿天水館を舞台に繰り広げられるラブコメディ。
各キャラのぶっ飛び具合が凄まじく、読み始めた当初は完全にギャグマンガ扱いをしていましたが、話が進むにつれ恋愛要素なども出てきたり、ファッション業界の厳しい現実が赤裸々にされたりと幅が広がってきた感があります。にもかかわらず、焦点が定まらず迷走するとか、いつの間にか初期設定が置き去りにされるとか、長期連載にありがちなダレがなく、いいペースで走り切ったのはお見事。絶大な人気を誇り、アニメ化や実写化が繰り返されるのも納得です。
花森さんのダメンズっぷりが妙にツボです。月9、ダイジェストでしか観てないけど、要潤ってはまり過ぎだろ。キャスティング凄いな。それと映画版(これも未視聴)、ジジ様が「天才柳沢教授の生活」を抱えている画は…うーん、あれ枯れ専だったのか。
最終巻のはじけっぷりも大好き。眼鏡を取ったら…は少女漫画のお約束だからアリとして、そっちは予想してなかったぞ、いくら何でも(笑)。
Posted by ブクログ
ブラボー!
な最終巻でした。
途中、月海がシンガポール行ってカイ社長の身の上話に突入したあたりはどうなることかと思ったけど、最終回はすごく良かった!
最終巻の内容(最終回までの流れ)は駆け足で、もっとこの辺りのエピソードを丁寧に描いて欲しかったなあというのはあるけど、ちゃんと色んな伏線を回収しつつの良い最終回だった。
ジジ様のメガネなし姿にはじまり、ばんばさんのつぶらな瞳、特に目白先生はビックリしたなー!
しかし東村先生、ちゃんと最終回付近の流れ(ジャージドレスあたり)考えてたんなら、脱線しないでー!大好きな作品だけど中弛み感は否めなかった。
そして蔵之介くん。
ずっと私をときめきさせ続けた男の子でした。
彼の抱える母親に会えない寂しさが、不器用な月海への愛情が、愛おしかった。
「胸が痛い」「行くな」 あたりはもうこっちまで胸が苦しかった。
最後、稲荷さんも作中で言ってたけどすごく男を上げてかっこよくなったよね。
そう、この作品は月海、蔵之介くん、天水館のみんなの成長物語にもなっていた。
面白かったー!
Posted by ブクログ
地味子のシンデレラストーリーを描きたいのか、オタの生態を描きたいのか、斜陽のアパレル業界を描きたいのか、なんとも中途半端感は否めないです。
なんとか終わらせたという印象ですね。
キャラは立ってるので、そこそこは面白く読めてしまうんですけどね。
ファッションが好きなら、もっとリアリティのある人物に設定して、綿密に取材もして、服作りのマンガを描けばいいんじゃないかな?