【感想・ネタバレ】フィンテックのレビュー

あらすじ

ブロックチェーン、レンディング、PFM、API、仮想通貨、クラウド会計、トークナイゼーション、ロボアドバイザー、アグリゲーション、インステック……
この1冊ですべてがわかる! 既存金融機関は「イノベーションのジレンマ」を脱することができるか? 新時代を生き残るための必須知識! 話題のフィンテックについて、その全体像をわかりやすく解説。なぜ注目を集めているのか、これからの金融ビジネスにどのような影響を与えるのか、新技術の概要や規制のあり方についてなど、幅広くまとめました。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

フィンテックとは、ファイナンスとテクノロジーを合わせた造語です。
本書はわかりやすくそして広く解説していて初心者には最適なよい本でした。
まあ、初心者といっても、商売に必要なわけではなく、
興味で読んだのでした。

フィンテック1.0から4.0までの段階を追いながら、
いろいろな金融のサービスや技術、言葉を紹介してくれます。
たとえば、フィンテックの最初期として登場するのが、
イギリスとフランス、
そして大西洋間つまりロンドンとニューヨークをつなぐための
海底ケーブルの敷設なのですが、それがなんと19世紀中ごろです。
20世紀じゃなかったんですね。
これは驚きでした(歴史を知らない)。

最近読んだ、『ゼロトゥワン』の著者、ピーター・ティールは
ペイパルの創業者でした。
ペイパルはオンライン決済をする企業でしたが、
それもフィンテックでのイノベーションです。
また、さらにこのあいだ読んだ
『鈴木さんでも分かるネットの未来』で書かれていた
ブロックチェーンやビットコインもフィンテックのものです。
なかなか最近の読書につながりがある中で読んだので、
本書をとくにおもしろく読めたのかもしれません。

API、クラウド会計、レンディング、ロボアドバイザー、PFMなどなど、
こういった慣れない言葉が何を指しているのかについても、
わかりやすく紹介してくれています。

それとともに、
UI(ユーザーインターフェイス)、
UX(ユーザーエクスペリエンス)といった視点を
本書であらためて知ったのですが、
これは、たとえば僕が今働いているような観光施設をこう見てみることで
得られるシンプルかつ明確な解があるように思います。

また、持続的イノベーションと破壊的イノベーションの説明、
およびイノベーションのジレンマの解説は、
かゆいところに手が届くような爽快さを持っていました。
たとえば音楽の分野で知った言葉でもあるオルタナティブ。
この怖さと素晴らしさが破壊的イノベーションと名前を変えて
ビジネス分野では語られているのだなあとわかったりします。

フィンテックが進んでも、
どのようなサービスがあるかを知らないと何も生活は変わりません。
信頼できるのか、信用できるのか、
そのあたりでのとっつきにくさもあるでしょうけれど、
たぶん、そのうちみんなが安心して使いだす技術・サービスになりそうです。
もう「先どり」とは言えないくらい
ポピュラーになってきている段階のようにも思えますけれども、
IT金融分野の今を知り、そしてちょっと先を知るために、
おもしろく読んでおける本でした。
おすすめです。

0
2018年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フィンテックの基礎的な概念の説明から、新興のフィンテック企業や技術の解説、さらにフィンテックの展望まで幅広く扱った良書。

幅広いフィンテック技術に万遍なく触れ、よくある論点を提示してくれているが本の分量的に一つ一つへの技術についての掘り下げは浅い。また、サービスが開始されたばかりのものが多く、その真価を測り切れていないものも多かった。

本書で示したフィンテックの発展段階は以下のとおり。
Fin Tech 1.0:ITによる金融の効率化
Fin Tech 2.0:既存の金融サービスのアンバンドリングと代替技術の勃興
Fin Tech 3.0:代替技術がAPIとして様々な領域で応用される
Fin Tech 4.0:個々の技術がリバンドリングされる

本筋とはあまり関係ないが、フィンテックのようなイノベーションが連続する分野への規制では、法律の型にはめる「ルールベース」より行動原理を縛る「プリンシプルベース」が有効であるという話が面白かった。

0
2017年05月20日

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