あらすじ
年金破綻、かさむ高齢者医療費、就職できない若者。少子高齢化の進む今、生まれた年によって受益と負担の格差が出てしまう「世代間格差」は、日本の現状と先行きを考えるうえでは避けて通れない問題である。なぜ世代間格差が生まれてしまうのか。格差はいかに解消すべきか。本書は経済学的見地から世代間格差を考察し、実行可能な処方箋を提示する。社会保障・日本型雇用・少子化対策などの問題点を多角的に検証し、新たな経済社会システムの構想を鮮やかに描き出す。
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Posted by ブクログ
タイトルにもなっている世代間格差について序盤で俯瞰、その後は既に色々なところで現行制度の疲弊が指摘されている医療保険や年金問題を取り上げ、世代間での不平等や格差がどうして生まれているのかといったところについて、かなり細かく論じられています。これまた色んなところで論じられている少子化による社会全体の負担についても、きっちりと触れられています。
解決策に関する指摘や持論の展開があまり無かったのが残念なポイント。あくまで、現状の問題点を総論的に改めて整理するための本という捉え方をするならば、読んでも好いかと思います。もう少し各論について詳しく知りたいようなら、他に読むべき本はいくつかあります。社会保障なら、鈴木亘さんあたりでしょうか。