あらすじ
金沢にあるレトロなカフェ「金魚館」に集う魅力的ながら問題の多い人々。彼らが起こす事件の謎に、カフェで働く「視えすぎる」青年・古井戸薄荷と、店長で古井戸の教育係の別流瀬隆治、古井戸が密かに心を寄せる女子大生・花純が挑むのだが!? 金沢のひがし茶屋街で、近江町市場で、路地裏で。人々の想いが絡まる街で、迷える青年・古井戸の密かな冒険が始まる…!
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Posted by ブクログ
著者は石川県出身。私も金沢市出身なので、方言が全く不自然ではなく「そうそう、そんなふうに言うよね」と親しみが湧き、それだけで嬉しくなりました。
夢か現かというような世界と地元の親しみのある風景。そのギャップが不思議な感覚を生み出しました。
Posted by ブクログ
なんとも、つかみどころのないかんじで。後半はとにかく、「花純ちゃん!早く!古井戸くんを救ってあげて!」って気持ちで読みました。続編もあるんだ。読んでみよう
Posted by ブクログ
カフェの従業員と、オーナーと、お客さん達の短編。
何故か人の過去が見えてしまう青年、が主人公。
正直なのは良い事ですが、この年になっても
口にしてしまうのはどうかと…。
もう少し世渡り上手になれば、と思うのですが
その理想が隣にあれば、それはそれでイラつきます。
言い方、でしょうか?
登場するまでは、ただの世間に流されてるけど
流されてない青年、だったのですが…。
どんどんとシリアスになっていく後半ですが
何だか駆け足っぽかったです。
人間、肯定されれば、それはそれで嬉しいですが
正直に生きよう、と生きてきたのですから
こうなるのは当然では? とも。
とはいえ、あれが隣にいれば、反抗して
素直に、と思うのは普通かも。