【感想・ネタバレ】厚岸のおかずのレビュー

あらすじ

「向井さんはねじれているからいい。しかもまっつぐにねじれているからとてもいい。」坪内祐三

「音楽と散文。表現方法が変わっても向井さんは向井さんでした。独特の渇いたユーモア。狂騒的なのに静かで新しくて懐かしい。こんなに面白いと軽くヘコみます。」宮藤官九郎

北海道は厚岸に住む演歌歌手・室哲也、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズとその仲間、やたら腕のいい狙撃兵、バングラディッシュのある男の子…彼らを結ぶ「何か」とは?―新しい形のフィクションを提示した表題作をはじめ、「サルワタリ・ワープ」「ミツルの夏休み」「林長明焼肉事件」他、全23の掌編を収録。奇才・向井秀徳の新境地。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最高に面白いけど、読み終わった後には何も覚えてない。著者の音楽をきいているときと、同じ感覚が得られる。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

23話。テレンストレントダービーかなんかのTシャツを着た何かの配達屋が俺の前をぼんやりと通り過ぎたり、過ぎなかったり。
コントみたい。
と英語で話してくれた。

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2010年11月16日

Posted by ブクログ

小説家ではない、音楽家向井秀徳の散文集。
わけのわからない、しかし面白い作品。
ウケを狙っている訳では無い、頭に浮かんだことをただ書き連ねてるような文体だが、そこには向井秀徳を全身で感じられ、そこに惹かれるものがある。
彼の言葉を借りるのならば、これこそThis is 向井秀徳だと思う。

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2017年01月31日

Posted by ブクログ

良くも悪くも向井秀徳ワールド全開。変に凝った設定で風呂敷が畳まれないまま終わる妄想短編集。結構引き込まれる話もあって意外と長編もいけるかも…と思ったり。でも楽しめるのは向井ファンだけかも?

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2011年04月29日

Posted by ブクログ

「対して掘り下げられるわけではないが妙に凝った設定」、「急所をえぐるテキトーな表現」が相まっておもしろかった。
だが、もしかすると作者の人物像を知らずに読んだら違う印象になっていたのかもしれない。
強調する文の文字をでかくするのは止めてほしかった。

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2011年04月14日

Posted by ブクログ

向井くんってば何なのこの妄想の山!
相当シュールで毒々しくて癖がありまくる文章、
好きな人は大好きでそうじゃない人はさっぱり…
って音楽性と一緒じゃないか。
「守ってあげたい」「CHE.R.RY」を歌うのを聴いた時のような、
向井くんってばやっちゃったよ…いいんだけどさそれもまた…
って微妙な脱力感に支配され、
向井くんの無表情を装ったニヤけ顔が見える。
ミュージシャン・向井秀徳のファンじゃない方には
とてもとてもおススメできぬ…
そんでもって自分はと言うと、また出たらまた買っちゃうんだろうよ!
ああもう、本もいいけれど、ZAZENの新譜を早く出してよね!!

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2011年02月01日

Posted by ブクログ

 向井クオリティ。どこまで本当でどこまで嘘なんだろうと思いながら読んでいたら全部嘘だっていう…苦笑。ポイントマンとかトリオとか完全騙された。
 妄想処方箋当時の絵が載っていないのが残念。「国立セイント・ジョン・フリン・スクール」がいっちゃん好き。

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2013年02月28日

Posted by ブクログ

妄想短編集。


題名を見て
面白そうな小説だな、と手に取ったら
向井さんの本だった。
音楽は聞くけど本は初めて。


やっぱり変わってるわ~ アハハ~
変態だわ。なかなか良い。
そのへんの小説家より面白い。


好きなはなし。
・サークルシャッフル
・TOSATSUマン
・三号線
・おならごっこ
・国立セイントジョンフリンスクール
・党派を越えた友情の会
・本橋サトシの疾走
・林長明 焼肉事件


所々に出てくる
音楽解説もゆるくて好き。

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2013年04月28日

Posted by ブクログ

トマトラーメン ジャム部 サークル•シャッフル トランス状態 歌謡曲フュージョンふうインストゥルメンタル ピンク•フロイド シド•バレッド エンドレステープ ダニエルB TOSATSUまん ディレイ山のこだま 白虎隊 八百長ボクサービリー•ジョエル素顔のままで ペイブメンSTEREO リプレイスメンツ おならごっこ 小勇馬 ペルー 卒業 エンヤ 花輪保 ポイントマン 0と1は絶対である 厚岸町 牡蠣ラーメン クラゲ 帯広市 ホンダのモンキー シカゴ CAMEO トリオ ポリス見つめていたい 今夜もBARI-BARI

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2012年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「あつぎし」と読んでいたら「あっけし」だった。
向井秀徳の特別ファンというわけではありませんが、興味深い人なので手に取りました。
ファンやったらもっと楽しめたンやろなあ。

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2011年04月11日

Posted by ブクログ

トマトラーメンをしきりに勧める頑固親父に始まり、鷹を操るパル星人と少年の出会い、大流行するおならごっこ、キョピキョピする地底人、名曲厚岸のおかずにまつわる偶然などなど変すぎる短編が満載。ちょっぴりねじ曲がった日常は、ほどんど笑えるけれど、どこか悲しくもあったり。

でもザゼンのリリックほどのリズムに溢れたパワーは生まれていない気もする。物語としてはしっかり成立してるので、それはそれで楽しいのだけどさ。

ポイントマンっていうヒーロアニメの話が好き。ポイントマンは0.8ミクロンの有機的元素によって構成されたドットの集合体。つまりモノリス的なアレ。ライバルのザ・ポワンカレーは15分くらい静止画で語りかけてくる。名台詞は「いざメソポタミア」。ポインティン、ポインティン♪

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2011年02月03日

Posted by ブクログ

DETARAMEな設定のなかでのDETARAMEの積み重ね。
そしてスパっと終わる。
その余韻を楽しむ。
数ページで終わる短編だから読みやすいし楽しい。
「なんとなくクリスタル」のパロディ的な注釈もくすっと笑えるし、
本人が登場する本当の話っぽいつくりばなしも面白い。
NUMBER GIRLの頃の向井秀徳の
DETARAMEなストーリーを語るMCを思い出した。
その時のまんまの語り口であるという印象。
自分は向井秀徳に興味があるから楽しめた。
向井秀徳らしさを感じながら読み進めた。
知らない人が呼んだ時の反応を聞いてみたい。

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2011年01月06日

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