あらすじ
いちご牛乳だけを糧に生きる人畜無害な吸血鬼のアキは、妖怪仲間とともに占い師として生計を立てている。ある夜、「薬売り」と呼ばれる妖怪退治屋に殺されかけたところを、近所に住む町医者の伊勢彦に救われた。優しくて男気のある伊勢彦は、詳しい事情も訊かず怪我の手当をしてくれた上に、その後も何かと気にかけてくれる。初めてできた「人間の友達」にアキは夢中になるが、なぜか彼からは甘い美味しそうな匂いがして…。テクノサマタ先生の口絵・挿絵も収録。
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よかった。
姿も気持ちもかわいい男の子の話が好きなので。
ただし、吸血鬼なので長い間のひもじさや孤独などは読むのがつらいので、☆一つ減らしました。
登場人物が多いのに邪魔にならず読みやすかったし、むしろ良かった。
段々とアキが交流できる人が増えて幸せになっていく感じで。
千眼寺すら悪人て云うわけでなく、大手製薬会社重役の設定がアキが幸せになるのに必要だったから。
作者さんがよく考えて書かれているんだなと。
心臓の話は初耳でした。そうなるとこんな解決策もありですね。
最後は大団円で、アキが食べ物を味わえるようになり、伊勢くんと同じ時間を歩いて行けることがうれしかったです。