【感想・ネタバレ】偏食的生き方のすすめのレビュー

あらすじ

卵は黄身と白身が分かれていると食べられず、完全にゴチャゴチャに撹乱しなければならない。それで作ったオムライスは楕円形でなければダメ――。理不尽でありながら明晰な「食わず嫌い」を語りつつ、騒音公害や過照明など日常生活の「イヤなこと」に敏感に反応する。社会と自分の感覚とのズレを最大限に愉しむための、マイノリティの処世哲学。

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Posted by ブクログ

こんな人が周囲にいたら大変だろうが、ご本人としては生きづらさを抱えながらも、必死に生きて行く術なのだろう。言いたい事を言えずにいる凡人には羨ましい限りだが。ただ文句を喚き散らすだけで無く、そこに至るまでに感じた社会の矛盾や偽善ぶりを、それに対する違和感を分かりやすく論じてくれる所が秀逸だと思います。
ただ、筆者の食べ物自体についての偏食ノートは、これはまた別冊にして(筆者ならではの理論で)膨らまして書いて頂くと、もっと面白い読み物になるのではと思った次第です。

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2024年12月05日

Posted by ブクログ

偏食的な生き方は嫌いじゃない。確かに理解の及ばぬ世界であることに違いはないのだが、許せる。著者の日記形式による構成である。書名である偏食的生き方。まさに自由にのびのびと暮らしている著者が伺える。

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2009年10月04日

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