【感想・ネタバレ】ファイアパンチ 8のレビュー

社内のマンガ好きな書店員が口を揃えて面白いと噂しており、前から気になっていた「ファイアパンチ」。
アメトーークのマンガ好き芸人の会で有吉弘行さんがおすすめしていたのを見て、背中を押されて読んでみました。
第一話から、食糧不足の村人に食べさせるために、妹に自分の腕を切り落とさせるという衝撃の展開で、独特の世界観に一気に引き寄せられます。その後も次から次への衝撃的な展開が続き、作品独自の世界観にどんどん引き寄せられていきます。
常に体が燃え続けていて、それでも死なない、死にたいけど死ねない、妹の分も生きなければならない、復讐もしなればならない、そんな生きざまは見ていて苦しく、こんなツラい境遇の主人公は、今まで見たことがありません。
仕事や勉強がツラい人、生きることに悩んでいる人におすすめの作品です。

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ネタバレ 購入済み

寒気がしたけど

生きようと思った

1
2020年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

振り落とされた。
なりたい自分?なるべき自分??
「サン」と「ルナ」で決着しちゃったんだね……。
そうか「アグニ」と「ユダ」はあるべき自分、他人が求める姿を演じ続けて、その名前の間はなりたい自分じゃなかったってこと……。
ずっと二人の苦しみを見てきた……。

1
2019年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ生きるのか?
どんなに苦しくても狂っても生きようとしてしまうのか?
文章では語れない、理屈が通らない、その訳を世界の混沌とアグニの生き様を通して、描ききったと思う。
物語が少々破綻していても勢いで読ませる。
作者特有のシュールなセンスも良い感じ。

1
2018年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読みしたので8巻だけ感想投稿。
死んだら映画館っていうのがすごく好き。
でも誰にも感情移入できず、全キャラの行動に納得できなくて、終わり方がよく分からなかった。
唯一トガタがぶっ飛んでて好きだけど、出てこなくなってからは面白さ6割くらい。
作者の宗教に対する考え方が見えて、ちょっと言い過ぎじゃない?と思うが、極端なところが面白いんだろうなぁ。
現実にも極端なことはたくさんあるし、そこから語られるようなものが出てくるんでしょうかね。

0
2021年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは……どういう作品だったんだろうかと読み終わった後も受け止めきれずに居る

第一話を読んだ時は全身が燃えている男による復讐譚だと受け止めていた。だからベヘムドルグでアグニが助けたい、世界に負けたくなかったと独白した時には驚きつつもそれでこそ主人公だ!という思った。
第4~7巻のある意味迷走とも言えるアグニの中途半端な行動は目的を失ってしまい、他人から与えられた役割を受け入れてしまったがためのものだと理解できた
それらを経過しての最終巻は7巻ラストでアグニが抱いた想いからユダ、もしくはルナを何らかの形で救済するような話だと予想していた。それだけに復讐者としての役割に準じるようにアグニ教の信者を蹂躙しサンを殺し生まれ変わり、全てが滅んでしまう展開はあらゆる予想と理解の範疇から外れていた

アグニにとっては呪いの言葉となってしまった「生きて」から全てが始まった物語。当初はアグニの命を生きながらせ幾つかの命を救う結果に繋がったけど、一旦炎が消えてユダと生きていく中でどうしても「死ねない」事がマイナスになり再び炎を纏いどのような攻撃にもすぐに復活する姿は悪魔そのものでしか無かった
終盤に記憶の混乱すら来たし、正義も主人公も神様も復讐者であることも辞めた彼の中に残ったのは「生きたい」という想いとユダ(ルナ)の笑顔。

雪に覆われ遠からぬ滅びが待ち受け誰もが生きることが難しい世界の中で炎に包まれながらも生き続けたアグニ。あのラストにおいて「貴方のなりたい貴方になって」というユダの願いはどのように生きていたのだろうか?
もし、数年後に再び読んだらもう少しアグニの心を理解できるのだろうか、なんて思ってしまった。

0
2018年02月20日

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