【感想・ネタバレ】〈文化〉を捉え直す カルチュラル・セキュリティの発想のレビュー

あらすじ

近年、人々や社会、国家のアイデンティティの根幹に関わる、一人一人の文化的リテラシーを問われる場面が多くなっている。固有の文化とは何なのか? 守るべき文化とは? あるいは文化を政策に活用することの是非は? 国内外の最新の動向を紹介し、観念論と政策論の双方の視点から、文化の新しい使い方、その危険性と可能性を考察する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

文化的リテラシーが問われる現代世界において、カルチュラル・セキュリティの重要性を説く一冊。
カルチュラル・セキュリティとは聞きなれない表現ではあるが、自分自身をつくりあげてきた環境以外の文化へのまなざしを、謙虚に構築していく必要性は多分に同意できた。不可逆的に加速する、グローバルな他者との交流を築いていく上で、参考にしたい概念である。
また、二項対立に引き寄せらることなく、そして私自身の価値観や思考を切開し相対化していく作業を怠ることなく生活したいとも、この著書を読み改めて感じた。

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2019年01月02日

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