【感想・ネタバレ】大前研一 日本企業のグローバル戦略入門のレビュー

あらすじ

「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナーが登場!

大前研一氏が代表を務める株式会社ビジネス・ブレークスルー(BBT)とプレジデント社が共同で年四回開催している「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー。そのセミナーで行われた、いま第一線で活躍する人たちの講義やディスカッションでの「本当に役に立つ内容」を収録。

【著者紹介】
大前 研一(おおまえ・けんいち)
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書は、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代』の新・国富論』(共に小学館)、『日本の論点』シリーズ(小社刊)など多数ある。


【目次より】
第1章◆現代の日本企業のグローバル戦略 ―― 大前研一/(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長
第2章◆LIXILのグローバル戦略 ―― 藤森義明/(株)LIXILグループ相談役(前取締役代表執行役社長兼CEO)
第3章◆世界のどこにビジネスチャンスがあるのか ―― 椿 進/AAIC代表取締役社長/代表パートナー

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Posted by ブクログ

大前研一氏のエグゼクティブセミナーを書籍化。
ホンダを例にグローバル戦略の軸となる考えを唱える。成功の条件は、目線をあげる、大胆な目標設定、グローバル人材の育成、世界中の有能な人材の活用、華僑や印僑のネットワークを活用すること、組織を国別対応にすること、共通の研修スキーム、システムの統一、世界最適化を徹底、企業参謀をつくる。
グローバル戦略の留意点は、社名とブランドを一致させる、人材ミックス、組織を社長から等間隔に、給与体系を公平に、後継人事、M&Aをやる。特に、社長と顧客の距離を等しくする、余計な階層をいれてしまう。国際本部長の下にアジア本部長、その下に国別の担当ということになると、日本の顧客よりも海外の顧客が社長から遠くなる。昔から大前研一氏が主張する考えだ。
リクシルの藤森氏はGEイズムの継承者。GEの強さ、グローバル化に不可欠な要素は多様性と公平なオポチュニティ、実力主義の追求にある。ラウンドテーブルで、会社のバリューの認識度合いを確認。意見交換して感じ取る。タウンホール型よりも対話重視だ。

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2016年08月29日

Posted by ブクログ

BBTでの講義録を出版したもの。ベースとなる大前氏のグローバル戦略に関する持論は他の著書の内容とさほど変わらないが、最新の事例やデータが参考になる。
実際にグローバル事業の最前線で活躍される二人の講師の話は、なかなかマネはできない内容ではあるけれど、大いに刺激になる。

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2016年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

データが充実していて、データを見ているだけでも面白い。日本企業のグローバル化が進んでいない状況もよく分かる。グローバル化は避けられないにせよ、日本らしさが失われていくのはなあ、、、
スイスを見習うという話は全然、別の講演の中でも聞いた。興味深い。そのスイスは、国が産業を保護しないという方針をとっており、それが企業のグローバル化にはプラスに働いているというのは面白い。国が産業を保護しないのはともかく、全寮制学校がたくさんあって、海外赴任の場合、子供はおいていくというのはとてもいい制度だと思う。

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2016年08月03日

Posted by ブクログ

グローバルでの成功の条件は、目線を上げる、大胆な目標設定、グローバル人材の育成、華僑や印僑のネットワーク活用、各国共通の研修スキームなどとホンダの事例を元に定義しており、学びがあった。

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2024年12月02日

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