あらすじ
7つの面白さが味わえる新感覚エンターテインメント!
どの物語にも、あなたの人生観を大きく揺さぶる一文が、きっと見つかります。
三匹の子ぶたの元に現れたオオカミは、童話「三匹の子ぶた」を携えていた――三匹の子ぶたなう
軽い気持ちで女の子にあげた1万円札が、怒りの形相で戻ってきて――お金持ちのすすめ
地球を守るため、人間と動物が協力して宇宙のオリンピックに挑む――宇宙五輪
売れないミュージシャンが流れ星に願い事をすると、その星が部屋にやってきて――役立たずのスター
クヌギの木のヌシのカブトムシが何者かの手によって殺害された。この事件解決を任されたのは伝説の刑事だった――スパイダー刑事
シャッター商店街で大繁盛する「蕎麦愛沢」。しかし、この店長にはある秘密があった――
愛沢
牧場で平和な生活を送っていた子牛の耳元でネズミがささやいた。「お前はこれから革ジャンになるんだよ」――神様に一番近い動物
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Posted by ブクログ
7つの短編集。
こっっころの底から出会えてよかった。
表紙が派手でありがとうと言いたい。
水野敬也さんの作品はあまり存じなかったが、たまたまこの表紙に惹きつけられ頁を開いた。
まさか一冊の本でこんなに笑い泣くとは。
『役立たずのスター』
ミュージシャンを夢見るが自分には才能がないと嘆く女性の部屋に突然、スターが乱入してきた。
スターはその名の通り、星の形をしていてまぶしい光を放っている。
何か願いを叶えてくれるのかと思いきや、ただ「輝きに来た」だけ。
ただスターの自由奔放で底抜けのポジティブさがいろんな人に希望を持たせてくれるのだろう。
息をするように名言をぶつけてくる。
こういう突如現れためちゃくちゃ可愛らしい見た目だけど中身は尊大なキャラクター大好き
Posted by ブクログ
夢をかなえるゾウの作者、水野敬也が書き下ろした7つの短編が盛り込まれた一冊。「三匹のこぶたなう」「お金持ちのすすめ」「宇宙五輪」「役立たずのスター」「スパイダー刑事」「愛沢」「神様に一番近い動物」の7編。ちょっとクスっとくる話の中に、深良いエッセンスを織り交ぜる手法は流石だなー。どれも心に染みるストーリーなのだが、毛色が違う「愛沢」が印象的。こんな時代になるんだろうな、とちょっと鳥肌が立った。
Posted by ブクログ
イラスト的に子供向けなのかなと思ったが、
大人の私でも楽しめた。
三匹の子ぶたなう
昔話の三匹の子豚のオマージュ作品。現実で考えると富豪と貧民の違い。『コツコツやったらいい』の教訓から、『逆境に立ち向かう大切さ』に変わった。どちらも大事だと思う。
お金持ちのすすめ
お札の諭吉が喋り出すのは面白かった。
でも結局、綺麗話感はあった。自分より相手を笑わせる。素晴らしいことだが、それでお金持ちになれるなら誰でもなれるかなと…(こういう考えだからダメなのか…)
宇宙五輪
とても面白かった!
イラスト、作風的にほんわかした感じがしたが、実写映画だと結構グロい展開になりそうでワクワクする。。結局、次から全部の動物が協力したら生き残り続けるってことかな…出場惑星数も知りたい…
役立たずのスター
お金持ちのすすめ同様、綺麗事感は否めなかった。
最後、主人公は新しくギターを買い、また夢に向かって歩き出す展開で終わったが、スターになれるかどうかは本当に運命だったりによるところが大きいと思う。。
スパイダー刑事
コメディみたいで面白かった!
カタツムリのキャラがよかった。どれだけ悪いやつでも殺したら犯罪なのが何とも言えないなと感じた、
相沢
個人的に、怖かった。なるほどと主人公は思ったが、正直わからかった。給料ゼロだからAI。AIを作った人は、稼げている仕組み?主人公は、ドアを割ってかわいそうな結末だなと…
神様に一番近い動物
マギーが優しすぎるなと感じた。その優しさに魅せられてドロはマギーを救おうとした。
普段何気なく食べてる肉や野菜に感謝したければいけないなと感じた。。最後の手紙をもらって人間はどう感じるのか…私だったら近所の子供の仕業かなと思ってしまう。