あらすじ
「私の経営哲学の科学的根拠がこの一冊に示されている」 稲盛和夫
京セラフィロソフィの脳科学的な裏付けについて、
稲盛氏が主宰する経営者塾「盛和塾」や再上場を果たした日本航空で講演をさせていただく機会がありました。
すでに稲盛哲学を学んでおられる参加者の方々からも、
「これまで気持ちだけで“信じよう”としていたものが、科学的なアプローチで証明していただけて、とても腑に落ちました」
「自分たちがやっていることが、脳を活性化させていると思うと嬉しい」
「社員のみんなに伝えやすくなりました」など、数々の反響がありました。
フィロソフィを社内で共有する効果は経験的にはわかっているけれど社員さん達にうまく説明ができない経営者の方、
もっと確かな根拠があるほうが実践しがいがあると思っている方、
科学的な根拠がないために学ぶことにもためらいを感じている方、
そのような皆様のお役に少しでも立てていただければという思いからこの本は誕生しました。
本書は稲盛哲学の解説本ではありませんので、深く学ばれたい方は、稲盛氏の書籍や講演などから直接学んでいただきたいと思います。
ただ、本書をきっかけに、稲盛哲学を学ぶことで、社員全員の脳が活性化し、かつ、心を一つにして働く意義を感じながら明るく生き生きと仕事ができるようになること、
あわせて会社の業績を伸ばされていくことに少なからず寄与できれば、大変嬉しく思います。(岩崎一郎)
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Posted by ブクログ
稲盛氏のリーダー論
脳科学の実験結果を根拠に稲盛氏の部下を惹きつける人間力を紐解いていきます。
「こんな都合良い実験ある?」と突っ込みたくなるし、若干飛躍している部分もありますが、読みやすく面白い本でした。
一方、京セラは「元祖ブラック企業」と言われている側面もあり、稲盛氏の教祖チックな魅力が社員を沼に引き込んだのかな...と考えてしまいました。
メモ:
リーダーシップは組織を一定方向に導く影響力
マネージメントは組織に秩序と効率をもたらす仕組み
「この人について行きたい」と思わせるのはリーダーシップ
自分を特別扱いする脳の特性を軽減し、より的確な判断ができる脳に近づくには「マインドフルネスが有効。私心(エゴ)のない状態に少しでも近づくために、瞑想やヨガをするとよい。