【感想・ネタバレ】シャープ「企業敗戦」の深層 大転換する日本のものづくりのレビュー

あらすじ

「液晶のシャープ」と言われた「勝ち組」が、なぜ敗戦にまで陥ったのか?
今後、日本企業のものづくりはどのようになるのか?
本書はシャープの技術者として33年間勤務し、最先端の液晶技術研究と巨艦シャープの企業病、組織内部の問題点を熟知する元・液晶研究所技師長(現・立命館アジア太平洋大学教授)の著者が、なぜシャープが凋落したのかを描いた衝撃の企業敗戦ノンフィクションである。シャープ敗戦の原因を「当事者」と「分析者」という二つの観点から分析し、グローバル競争と変化への対応を読み間違えた巨大メーカー崩壊の深層に迫る。シャープ敗戦の教訓から日本のものづくり復活へのヒントを描き出す。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前著作、シャープ液晶敗戦の教訓、の続編。

液晶のシャープとして垂直立ち上げに成功した亀山工場。第一、第二を経て第十世代のパネルを作るべく堺に巨大な工場を作る。

液晶パネルの戦略としては間違ってなかったが、企業経営としての判断、方向性としては、結果的にこの巨大な投資が命取りになる。

前著作に経営数値及びその後の顛末も含め肉付けした、シャープという企業の液晶にまつわる興隆と没落を纏めた良書。

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2020年02月13日

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