あらすじ
記憶を失いつつある片倉優樹と、“童子斬り” に憑かれた山崎太一朗は、お互いのことがわからないまま、ぶつかり合い、傷つけあっていく。 かつて友以上の関係を作りつつあったふたりは、このままどちらかが倒れるまで戦い続けるのだろうか。 それとも──。 ついに明らかにされる “主” という鬼の陰謀と、彼らの計画 「Ωサーキット」 の全容。 己の寿命を悟った片倉晃の意思と、彼の所属する 「クロスブリード」 という組織の意味。 そして、「キマイラ」 と呼ばれる生命体の存在理由。 優樹と太一朗。 ふたりの決着に全ての最期が集う。 血を流し、肉を裂き、骨を砕いた先にあるものは何か。 大人気シリーズ待望の完結巻、ついに登場!
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Posted by ブクログ
何度目かの再読。私にとっても紛れもないハッピーエンド。中村恵理加先生、片倉優樹という1人のダブルブリッドの生と死をこれほどまでに描いてくれてありがとうございます。でもほんの少しだけ、彼女が最期に見た夢と同じ夢を見たがってしまう自分を許してほしい。
Posted by ブクログ
全巻読んでの感想。
人ではないアヤカシという生物の物語。
表現したいことや登場人物はすごい好みだけど、文章がくどいのが難点。
あと、展開の仕方があまり好みではない。
でも、終着点は好き。
10巻まで連続で読めるぐらいの楽しさはある。
Posted by ブクログ
終わったよぉ〜! 遂に終わったよぉ〜!
でも、前刊からのブランクがあり過ぎて微妙に思い出せない部分やキャラがちらほら…。
しかも、作者的にはハッピーエンドらしいが、ザジ的にはちょっと受け入れ難い結末だし、何より投げておきながら放置されてしまった布石も幾つかあるし、無理矢理締め括られた感がどうしても否めない(-_-;)
結構好きなシリーズだっただけにこの終わり方はちょっと残念でならないが、作者がこの5年近くを死人のように生きていたらしい事を考えると完結しただけマシなのかも…!?
Posted by ブクログ
成程、これがDBの決着のさせ方か。
これの前にちゃんと大将の本、片づけといてよかったと思う。負い目、引け目、雑念持って読んでいい本じゃないもの。尤も、それは叶わなかったのだけれど。
生と死。いや、むしろ本編で示唆していた概念は死のみか。初巻から数えて8年と3ヶ月。DBでやっちゃいけないことをしなかった。それがよかった。これは決して誰もが倖せになれる、読んだヒト全てが納得できる、みんなが笑って迎えられるハッピーエンドではなかったけれど、DBの終わり方はこれでいい。
ホントは何にも解決なんかしてなくて、もっときちっと解決して欲しかった伏線がいっぱいあって、できることならエピローグ入れてその後を見せて欲しかったとか、後書きで解説……まではいかなくても、もう少し感慨めいたものがあってもよかったんじゃないかななんて思ったりもするだけど、それでもこれは良くも悪くも、片倉優樹と中村恵里加の物語だったんだって。
正直、もう9巻からの繋ぎ、というか、5巻ぐらい以降の話のディテールもほとんど思い出せないんだけど、特に既刊の読み返しなんかせずに、これだけ単体で読み進めたんだけど、読みながら、ああ大田真章とか片倉晃とかいたなーなんて思っちゃったりしたんだけど、けど、けど確かに片倉優樹はずっと最初っから間違いなくこんなヒトだったな、なんて。
DBだってさ、こんな世界で、世の中で、世間で、どんなに悪くってもざっと年に100冊は本を読むオレの中でだってさえ、時間と記憶の経過、経年劣化で埋もれていくだろうたくさんあるモノの中のひとつでしかないのだろうけれど、それでもオレは片倉優樹に会えて倖せでした。
最後に、とっても大事な言葉としてずっと記憶しておきたいのに、どうしてもうまく覚えていられない上遠野さんの大切な一言を。
これは人でないものについての物語である。
血と肉と骨と痛さと悲しさが軋みをあげてとどろく作品である。
これは化け物の小説である。
そしてどうしようもないほどに――人間の物語である。
Posted by ブクログ
待ちに待った新刊!
急ぎ足感はいなめませんし、あれれ?結局なんだったの?という所や、あれなんかおかしくないか?もあるにはありましたが
晃君ファンとしては悲しくも嬉しかったです。
人間とアヤカシの絆とか、どちらでもないものの苦悩とか
色々ありましたが、優樹も晃もおつかれさま、という感じです。
気持ち的には千堂昭子でした…。
Posted by ブクログ
足かけ10年で読み終わった。話の内容も変わった気もするし、イラストもテイストが変わってる。なによりも自分の読み方・捉え方が変わってることに驚いた。
Posted by ブクログ
友達から面白いよ!とススメられ、久々にライトノベル。
ただいま6巻まで
太一がえらい可愛いんだ。
大田と太一と虎と太一と空木と大田がきになる。
落花生が食べたいなあ