【感想・ネタバレ】核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマのレビュー

あらすじ

唯一の戦争被爆国である日本。戦後、米国の「核の傘」の下にありながら、一貫して「軍事利用」には批判的だ。だが原子力発電を始めとする「平和利用」についてはイデオロギーと関わりなく広範な支持を得てきた。東日本大震災後もなお支持は強い。それはなぜか――。本書は、報道、世論、知識人、さらにはマンガ、映画などのポピュラー文化に注目、戦後日本人の核エネルギーへの嫌悪と歓迎に揺れる複雑な意識と、その軌跡を追う。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 「恐れながら愉しむという精神のあり方」というのが、本書の論述のキーワードであり、論理構造の骨子である。
 1980年代までは、単なる楽観論だけで過ぎてきたのだということを知らされる。
 それにしても、身近なメディアの中から取り出される言説史のなんと豊かなことよ。
 

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2021年03月28日

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