あらすじ
私たちは、ことばを通して世界を見たり、ものごとを考えたりする。では、異なる言語を話す日本人と外国人では、認識や思考のあり方は異なるのだろうか。「前・後・左・右」のない言語の位置表現、ことばの獲得が子どもの思考に与える影響など、興味深い調査・実験の成果をふんだんに紹介しながら、認知心理学の立場から語る。(カラー口絵2頁)
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Posted by ブクログ
ここ最近読んだ言語学関連の本でいちばん面白かった。
言語が思考に影響を及ぼす例として、「文法的性」があげられているが、確かにそうかもしれないと思う。
私は大学時代に文法的性をもつ言語を学んでいた際に単数形、複数形以上によく分からない概念だし、ネイティブの人はどういう感覚を持っているのだろうと疑問に感じていた。
しかし、この文法的性と私たち日本人が使う助数詞は、ものを文法で決められたカテゴリーに分類している点で同じという説明を読んで考えが変わった。
私たちが助数詞に対して持っているなんとなくのイメージや無意識下の使い分けを、ネイティブの人たちは文法的性に対してしていると考えるとすごく腑に落ちた。
Posted by ブクログ
色の部分を重点的に読んだ
言語により色のカテゴライズに差分がある
赤青黄などの言葉に対する実際の色の範囲が異なる
人間は色を見た時にその色のカテゴライズが思い浮かぶ
赤色を見ると、赤色という言語が出てくる
見たものを言語として理解する
つまり、思考にはことばが必要と理解している
そして、発することば次第で人の思考を左右することができる
例えば、A の方法を選んでも B の方法を選んでも、救える人の数は同じだとしても、A や B の方法の説明の仕方次第で A を選びやすくさせることができる
マーケティングはこれを利用しているんだなと思った
売るための言葉、選ばせようとする言葉
自分にとってより良いものを選ぶために、印象で選ぶのではなく、事実を自分で整理していく力がこの先生きて行くために必要だなと感じた