【感想・ネタバレ】風と共に去りぬ (六)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

出産後、ウエスト20インチ(約50cm)で太いだなんて(笑)

スカーレットは考えなければならないことでいっぱい。
その場で感情で言葉を発すると相手を傷つけたり。
「明日考えよう」今考えると潰れそうになるから。
そして、ちゃんとその時その時で反省して考えなかったからこんなことに…感情に任せて突っ走りすぎた。

自分のための行動だと行動力があるのに、周囲の人たちのことについては無視して行動しない。
メアリーが感謝していることについても、表面は助けていたように見えるが、結局スカーレットは自分のためにしたことだ。
(それでも大変な目にあってたのだからスカーレットはよく頑張った。メアリー以外の人にはわかってもらえてないのはかわいそう)

気付くのが遅すぎる。

トマス・ハーディの『テス』で「もう遅すぎる」手遅れとテスが言うけど、その言葉を思い出した。

メアリーの死。泣きました、この場面は。
メアリーが死ぬ時、スカーレットはやっと真実に気付いた。
遅すぎる。
メアリーが大好きだった。
アシュリーを理想化して恋していただけ。愛してはなかった。
レットはスカーレットを愛していて、自分も愛していたのだと。
自分の周りから誰もいなくなる。自業自得。

続編を熱望されていたらしいが、ここで終わっているからこの小説に価値が上乗せされていると思う。
読者のいくつもの想像にお任せでいい。

私がレットの立場なら、もう無理かな。
冷めたものは戻らない。失望だもの。
年寄りになって記憶が遠く薄れた頃に再開したらまた違うかなあ。
そんな感じでいろいろ想像が膨らむ。

簡単な登場人物紹介、地図、解説、年表、注釈付き。

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2017年10月28日

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