【感想・ネタバレ】主夫のトモローのレビュー

あらすじ

一流のインテリアデザイナーを目指して働く妻を支え、家事と育児をこなす“主夫”斉藤知朗(トモロー)。自らも作家を志し、家族の幸せと夢を追い求めて日々奮闘するトモローに立ちはだかるのは、主夫に対する社会の壁。出会うママ友・パパ友たちもまた一筋縄ではいかない家庭の悩みを抱えているものの、トモローはつまづきながらともに一喜一憂して全力で向き合う。やがてトモローが導き出す、愛する妻と娘の「家族のかたち」、そして、現実と夢との折り合いとは――。直木賞作家・朱川湊人渾身の、ユーモラスでハートフルな新しい家族小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

突然の倒産により失業するトモロー。そんなトモローに二人なら暮らせると結婚を迫るミッチャン。めでたく結婚した二人は、「夫が家を守り」「妻が外で稼ぐ」スタイルを出産後も貫いていく。世の中の多くの家庭の逆を行くトモロー一家には、様々な壁にぶつかり時に悩み落ち込んだりもするのだが、「いひっひっ」を合言葉に明るく過ごしていく。そんなトモロー一家の生き様に心がなんともホッコリと温かくなる、そんなお話でした。

親は「人生を楽しんで生きている己の姿」を子供に見せることが、何よりも大切ではないだろうか?っという考え方には非常に共感!我が家の子供達も、人生は楽しむものなのだ、という考えを自然と身に付けてくれたらいいなーと思う。あと、主夫もいいなー、やってみたいなーとも思ったり。。。

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2016年07月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これはぜひドラマにしてほしい。
トモローの父親ぶりがいい感じだが、それよりなにより、夫婦の関係が素敵。
ありがちな問題でも、当事者の気持ちを丁寧に描いていて、
忘れていた子育ての日々をいろいろと思い出させてもらえた。
平成のホームドラマ!という感じ。

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2016年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朱川さんは短編しか読んだことが無かったので、長編だとこうなるのか。。

あっと驚くオチは無いけれど、あれやこれやとどんどん問題が起こって、でもさらりさらりと纏められていて読みやすい。

指南書、とまではいかなくても 子育てに行き詰っていたら、読むとほっこりしたり安心したりすると思う。

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2016年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主夫となったトモロー。男は仕事、女は家事という概念がずっとあるが、今は女も働けという世の中だし、逆に主婦だけしていたら見下すような空気も感じる。確固たる気持ちで毎日に向き合えば人の視線なんか気にならないだろうが、多数派の世間体というのは厄介だと思う。トモローは強い方だと思う。

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2016年06月21日

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