【感想・ネタバレ】秦氏の謎とユダヤ人渡来伝説のレビュー

あらすじ

二千年以上前に、日本からはるか彼方の地からユダヤ人が渡来していた? そんな馬鹿な、と多くの人は思うだろう。しかし、イスラエルから九千キロ以上離れた日本に、なぜかユダヤ教の『創世記』の記述そっくりの祭りがあったり、記紀の神話とよく似たエピソードが存在していたり、偶然にしては出来過ぎている類似点が数多くあるのだ。渡来人は中国や朝鮮から来たと思われているが、実はより広範囲の土地から渡って来たのかも知れない。太秦や八幡宮とも所縁の深い秦氏は、ユダヤ系だったのではないか? ●虎がいない日本でなぜ、「虎の巻」なのか●神輿と瓜二つの「アーク(契約の箱)」●イスラエルにある菊の紋●「ガリラヤ湖」と「琵琶湖」●ダビデという名の神社●四国にある古代イスラエルの礼拝所と忌部氏 日本人は失われた十部族なのか?

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Posted by ブクログ

トゥケイヤー氏の著作に続き、ユダヤと古代日本との関わりを考察した本は二冊目。
ただの偶然とは言いがたい言葉や儀式の一致が、本当にユダヤ系民族、もしくはその風俗と言語を操る人々が日本に渡ってきた可能性があると、信じたくなる。私も子供の時に何故山に向かってヤッホーというのか、天狗の顔は何故赤いのかなど、親に質問して困らせたことがある。
勿論言葉は変化するものであり、今の日本語では意味を成さないオンも、昔の日本では意味の通じるオンとして使われていた可能性もあるが、外来語である可能性もまた、否定できない。
これだけヘブライ語に置き換えると意味が通じるオンが多いと、遠い聖書や日本神話の世界がグッと近づいたような気もするし、逆に神道の世界がより神聖なものに感じるようでもある。
正当な歴史学からは無視されているかもしれないけど、意外とこういうところに真実がある気もして、ロマンで胸が満たされます。

ただのオカルトのような話として、一蹴するのは勿体無い。

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2017年09月16日

Posted by ブクログ

この手の本を読み続けているが、ユダヤと日本の風習の類似点について縷々述べられている。そこはこれまで読んできたものでも分かるのだが、どうやってきたのか、どのような経緯でその繋がりが見えにくくなっているのかという点を深掘りして欲しかった。

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2020年06月19日

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