あらすじ
友人の身代わりに女装して巫女のバイトをしていたことがバレた直は、宮司の鷹介に「口止め料」として嫁に来るよう命じられる。嫁といっても実は雑用係、立派な宮司の外面に反して生活能力ゼロの鷹介の世話をさせられるが、大好きだった兄が家を出た悲しみで腑抜けになっていた直には気が紛れる日々だった。縁結び神社で始まった同棲生活の行く末は? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
幼馴染の依頼で巫女のバイトをした直は、義兄への想いを拗らせていた。
バイト先の神主、鷹介は複雑な環境で育ち心の底に寂しさを抱えていた。
そんな二人が素の自分を曝け出し惹かれあい、直は本当の恋を知る。
鷹介の気に入った可愛い子ちゃんをイジメちゃう気質で、直を構いまくる所から、二人の会話、テンポが面白かったです。幸への想いを引き摺って雁字搦めの直を、大人の余裕で助けても、自分の恋心は上手く運べない鷹介も善き。直の突進する可愛いさも善きでした。
直の幼馴染み、みな美ちゃんも
鷹介の悪友、集も良かったです。
電子版はイラストがないのが、残念でしたー。
Posted by ブクログ
Sっ気ある攻に手玉に取られてイライラする受なのに好きなの、好き。
ただ、説明ないのに受兄の相手の性別やら受幼馴染の名前を攻が知ってるのは、何かの伏線かと思って気になりました。
……ミス?
可愛いふたり
話自体はどってことないが、ふたりがすっごく可愛かった。この作家さんの著書を何冊か読みましたが、登場人物が楽しいです。基本、出てくる人みんな善人でした。
不遜で口が悪いと思いきや、寂しがりで優しく、亡き母と暮らした神社をひとりで切り盛りしているイケメン宮司。恋人を追って北海道に移住してしまった兄との関係に思い悩むブラコン美少年大学生。ブラコンが友達に代役を頼まれ、女装して巫女の助勤をやったのがきっかけ。
ふたりのやりとりが面白かった。宮司の攻めが大学生の受けに「この性悪め」とよくつぶやくんですが、天然小悪魔である受けに参っちゃってのセリフなんですね〜、そのたびにメロメロになっていく攻めが可愛らしい。
後半はほんの少しイザコザがあり、そののち甘々。ちょっとホロリとさせるところもあり、大団円でした。
気になるのは情熱的なお兄さんの恋愛。高校生からのお付き合いなんですね。その辺もうちょっと読んでみたかったかな。