あらすじ
北欧の春は華やかに押し寄せ、美しい夏が駆け抜けると、長く厳しい冬がひたすらつづく。ナチス・ドイツ占領下にあった冬の時代、デンマークの人びとの生の営みを、大自然のなかに灯された命の輝きとして描きだす。『アフリカの日々』の作家が物語る力を存分に発揮した作品集。〈イサク・ディネセン生誕一三〇周年〉
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Posted by ブクログ
11話からなる短編集。
どの話も印象深くて好み。「少年水夫の話」がすごく良かった。
危険を顧みずハヤブサを助けた少年は数年後、はずみから殺人を犯してしまう。小さな恋に満足し、このまま死んでもいいとさえ思った少年の元に、いつかのハヤブサが恩を返しにやってきた。