あらすじ
16万人の脳MRI画像の研究から生まれ、研究者本人も取り入れている子育て法!
「ぐんぐん伸びる子」と「そうでない子」を分析すると、脳の成長の仕方に違いがあります。「頭のいい子」「能力の高い子」は皆、好奇心のレベルが高いのです。
好奇心を伸ばすコツは、たったの3つ。その簡単な3つをおさえるだけで、その子は学ぶことがもっと大好きになり、脳はみるみる賢くなります。
そんな「脳医学者の子育ての知恵」を、あなたの家庭でも取り入れてみませんか?
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Posted by ブクログ
非常に読みやすい本。
趣味(沢山の好奇心)を持つことにより将来の認知症の予防にもつながる。
好奇心を育てるには図鑑を使って、バーチャルとリアルを結ぶことが大切
脳が処理できる音楽、言語力の場所は同じようなところにある。3歳までに音楽をすることによって、英語力も伸ばせる。
子どもの好き嫌いがはっきりする前に好奇心のタネをまく
脳の発達は7割が遺伝であり、学習、技能、考え方に関する部分は遺伝の影響を受けづらい。
ゲームよりも面白いものを一緒にさがす。
親が勉強できないからと言って子どもに影響するかと言えばそうでないことが書かれていて意外だった。
また脳には可塑性があり、何歳からでも知識、好奇心を伸ばせることに、子どもの好奇心だけでなく、自分の好奇心、学習力も鍛えていけることがわかって嬉しくなった。
Posted by ブクログ
子供の好奇心を育ててあげることが大事
好き嫌いが出てくる5歳の前に図鑑を与えよう
◎年齢別脳によい教育
①0歳から
図鑑・絵本・音楽
②3歳から5歳
楽器・運動
③8歳から10歳
英語
Posted by ブクログ
とても興味深く読んだ。
大事なのは知的好奇心。
知的好奇心を育むには?
3~4歳までの好き嫌いが出てくる前に、遅くとも3歳までに「図鑑」に触れさせること。ただ、それだけではなく、「バーチャルの知識」と「リアルな体験」をつなげてあげること。これが重要。そして、親も図鑑が好きだということを示すこと。短時間でもいい、できる範囲で毎日。これを結びつけるアイテム(例えば虫取り網)があるとなおGood。
加えて、親がかける言葉も工夫する。「何のはっぱかな?」「帰って図鑑を見てみよう!」それが子供の興味を広げるコツなのだ。1日ひとつは新しいことを教えてあげよう!まさにこれがキーワード!!
次に、脳の成長過程上、後ろからつくられ、前から壊れていくという仕組み上、子供の年齢に合わせたものが大事。
0歳~:図鑑・絵本・音楽
3~5歳:楽器・運動
8~10歳:語学
10歳~:コミュニケーション能力
さらに、これは基本だけれど、朝食と睡眠。まあ、当たり前といえば当たり前か。
ゲーム・スマホ…させたくないことをどうするか。止めようとすると逆効果。世の中にはゲームより面白いことがあるという実感を子供にもたせるしかない!それ以外の面白いことを見せる努力を惜しまない。ときには怒鳴るかもしれない、でもその悪影響を子供に身をもって体験させていると割り切ることがおすすめされている。それくらいの気持ちでいないといけないのだなと思わされた。
最後の、これはまさに本当にそうだと思う。私自身、子どもを産みたかったのはある意味これに尽きる。「子供も大人も、好奇心を持つことで、いつまでも健康に、自己実現をしていくことができる。毎日を、より楽しめる。」
子供がうまれて、イライラすることがあっても、ここに戻りたいと思う。子供と一緒により楽しい人生を送りたい!!それが人生の至上命題ではないか?そして、輝きの源がきっと好奇心だ。
Posted by ブクログ
わかりやすい内容だった。
年齢別に何をしてあげたらいいのか書かれているのが、実践しやすい。
まずは絵本
次に3-5歳で音楽
そして8-10歳で語学。
でも何よりも好奇心を大切にしてあげること。
叱り過ぎずに、これが好きなんだね、って言ってあげたい。
Posted by ブクログ
好奇心を伸ばすことが大事
そのために、図鑑(学習との親和性)、虫捕り網(図鑑とリアルを結びつけるアイテム)、楽器(最初の習い事は3歳頃から音楽)の三つが有効
0歳から図鑑・絵本・音楽、3-5歳で楽器・運動、8歳頃に語学、10歳頃にコミュニケーション能力を伸ばすスポーツなどを始めると良い
成長スピードと能力は関係ないので、早く出来るようになれば良いわけではない
海馬を大きく育てるには、朝ごはん・睡眠・運動。脳は何かすると脳全体の能力が上がり、それに関係しない部分も伸びていく。そのため、中学受験のために運動をやめるのはもったいない。逆に叱るなどストレスを与えると海馬が萎縮する
認知症を予防するには運動、コミュニケーション、趣味や好奇心の三つしかない。趣味や好奇心は子どもの頃の体験から来るものも多い
Posted by ブクログ
結論から言って、
①好奇心を大切に
②図鑑を与えて、実地確認せよ
③適切なタイミングで適切な接し方を
という感じ。
・成績が伸びる子は幼い頃から図鑑が大好きでよく見ていた
・図鑑を使って子供の好奇心を伸ばす
・図鑑で得るバーチャルな知識と、現実世界のリアルな経験を結びつける
(子供の興味が昆虫なら、昆虫図鑑を見て、昆虫採取にでかける。男女区別はしない)
・子供が好き嫌いの判断をする前に図鑑と音楽と接する。
・伸びる親はバーチャルな知識とリアルを結びつけ、子供の好奇心を強くする取り組みを意識的に行なっている。
・趣味をたくさん持っている人は認知症になりづらい
・質問期にも図鑑はピッタリ
・最初の習い事は3歳ぐらいからピアノがお勧め。
音を司る脳の領域と言語を司る領域が近いところにある…というよりほぼ重なっている。将来英語を勉強する時に役に立つ
・視覚や聴覚(0歳~)→運動(3~5歳)→語学(8~10歳)→コミュニケーション(10歳~思春期)
・この脳内の道路整備(脳の発達)は、「脳の後ろから前」に向かって起こる
・ 脳は、後ろからつくられて、前から壊れていくのです。
・子供の脳の成長にとって、何より欠かすことができないのは「十分な睡眠」です。
・朝食でご飯を食べている子供たちは、菓子パンを食べている子供たちに比べて、IQ──特に「言語性IQ」と呼ばれる、理解力や記憶力に関する知能指数──が高いという結果が出ています。
・朝食をとらない(=エネルギー補給をしない)は絶対ダメ
・菓子パンよりご飯のほうがいい
・主食は、できれば白いものより茶色いものを選ぶ
Posted by ブクログ
好奇心を呼び起こすもの(図鑑や楽器)を与えて、子が興味を持ったらその後押しをしてあげる。それが親の役目。
絶対音感の獲得やバイリンガルに育てることが重要なことのように書かれているがこのへんは人それぞれだと思う。