あらすじ
野心的な女性作家が愛したのは、女癖が悪く、夢を追い続ける映画人だった。彼との思い出が色濃く残る古都で、作家は幽霊が見えるという墓守娘の話に耳を傾ける。それは情念と欲望が絡み合う壮絶な愛の物語だった。
※本書は二〇一三年十月に小社より刊行された単行本『恋地獄』を改題し、文庫化したものが底本です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これまで客観的な視点で描いた小説が多かった著者が、珍しく自分自身をモデルに主観的な視点で描いたような小説。これまでの文学的性愛小説とは一味違うホラーテイストの性愛小説に仕上がっている。作品の中で東日本大震災にも触れていることから、震災の影響が作風の変化にも現れているように思う。
幽霊を見たいという主人公の女性作家と幽霊が見えるという老女の性愛の物語が交互に綴られ、主人公が導き出した答えとは…
京都の歴史と先人たちの思いを感じさせる風景と老女の語る奇妙な物語がより一層男女の関係の恐ろしさを際立たせている。
Posted by ブクログ
『恋地獄』2013年
文庫化の際に『京都 恋地獄』へ改題
行き着く先のない恋は 地獄 という事ですかな
作家の女性が 独り京都に家を借りる
その女性は 見えない女。
墓守と呼ばれる見える老婆の話が交互に進む。
全編 京都弁
花房観音さんは 京都在住でバスガイドとの兼業作家さんのようです。
団鬼六賞を受賞したとあり この小説も 多少その傾向がありました。
ホラーとエロー。
団鬼六賞は 初めて聞いたので 調べましたら
全2回でした。
雰囲気で楽しむ系の小説かなと思います。