【感想・ネタバレ】壊れかけた記憶、持続する自我 「やっかいな友人」としての高次脳機能障害のレビュー

あらすじ

高次脳機能障害は外見からはわかりづらく、理解されにくい障害である。本書は、高次脳機能障害を負った医師が自らの障害を見つめ生活していくなかで、障害があっても前向きに生きていけること、そして介護・リハビリ等の支援に何が必要なのかを書き記したものである。

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Posted by ブクログ

数度の脳出血で高次脳機能障害となった方の著書です。

見た目には普通に社会生活を送っているように見えても、半身の感覚が失われることがあったり、遠近感がつかめなかったり、直前の記憶がなくなったりしてしまう苦悩。でも著者は諦めてもいませんし、恥ずかしいとも思わない。

周辺にいる私たちは、見た目には「普通」でも、そうした問題を持っている人が身近にもいるかもしれない、そして身近な人や自分もそうなるかもしれないという想像力を持つことが必要です。
障害と介護に対する問題の指摘と、個人の情感がバランスよく記されています。

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2011年10月26日

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