【感想・ネタバレ】泣かない女はいないのレビュー

あらすじ

ごめんねといってはいけないと思った。「ごめんね」でも、いってしまった。―埼玉郊外の下請け会社に、事務として中途入社した、澤野睦美。恋人・四郎と同棲する彼女に、不意に訪れた心変わりとは?話題の表題作ほか、「センスなし」を収録。恋をめぐる心のふしぎを描く魅力あふれる小説集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分はめったな事では泣かないと思っているあなたへ
どうぞ泣いて下さい。泣けて・・・初めて自分の思いに気付いたりしますよね~!

0
2012年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初長嶋有。
表題作と「センスなし」からなる中編集。

1999年って、カセットテープと携帯電話が共存する不思議な時代だったんだよなー。ってことを思いながら読んでました。

泣かない女はいない。

タイトルがめっちゃ素敵。

変化がまるで感じられないような日常の中、昨日とは何かが違うと感じ取れる睦美の心の変化がリアルに伝わってきて、何だか切なかったな。

だって惹かれる気持ちって誰にも止められないんだもん。

泣いたことがない。という彼女が泣いたとき、それは幸せな涙であってほしいけど、人は案外幸せな場面では泣いたりしないのかも。ということを思いながら読んだ一冊でした。

でも、最後の場面では追いかけて行って欲しかったな。というのが私の思いです。

「センスなし」は、額に『肉』くだりがよかったです。

0
2022年02月17日

「小説」ランキング