あらすじ
19世紀英国。憧れの陸軍少佐チャールズと結婚したマリアン。だが戦争で、すぐ夫と離れ離れになった彼女に、直後、悲劇が襲いかかる。 3年後、無事に帰還したチャールズにマリアンは勇気をふりしぼり、告げた。「離婚していただきたいの」。 従順で愛らしかった妻の変わりように驚いたチャールズは、1年の猶予期間を申し出るが・・・。
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久しぶりの文月先生。
やっぱりね、時代物の文月先生の作品は良いよね。ドレスとか小物とか邸の感じとか街の風景とか19世紀の時代考証が完璧で他の漫画家とは違うわ~。
お話しもこの時代っぽくて、色々雑な感じも海外ハーレクインらしくて良いです。
Posted by ブクログ
ティーセット、ホット+マグカップ+鍋+パン、ティーカップ、
ティーカップ2+ポット2+ミルク+シュガー?、
食事シーン+果物盛+ブドウ他、
「俺はこの3年間少佐のブーツをピカピカに磨きあげてきた 焼きコルクとシャンパンで靴をだいなしにされちゃたまらん「
「シャンパンを使うなどまだまだ素人技ですよ 自分ので調合した靴墨で磨くのです」、雉や鶏肉 ロースト・ビーフ フルーツタルト チーズ エールやワインや上等のブランデーなどの飲み物も、スティルトンチーズ、プラム、ワイングラス、ビアグラス。
良かったです。
ヒーローは貴族で女王様のために兵を率いて闘うために妻とは3年間も離れていたけど、闘いが終わって戻ってきたら、かつては妹の様なおとなしい妻がしっかり者になっていて、そんな妻から突然の離婚宣言をされて…。
始めはイケメンヒーローは戦地での3年間で女が出来たのか、それともヒロインの方が若い真面目な友人とデキたのかな?とか、ヒーローの姉(少し意地悪)が夫婦の仲を裂こうとしてるのか…など、いろいろ心配でしたが。
そしてヒロインが孤児のために熱意を持って活動していて、その時にヘンリーとアニーという孤児の幼子2人を見つけて家に引き取りますが、またこの2人が可愛らしい。
そしてヒロインは頑なにヒーローに離婚を嘆願するけど、2人ともホントは愛し合ってるけどヒロインが流産をキッカケに別れようと決意を曲げないけど、ヒーローも頑なにヒロインとは絶対に離婚しない!と突っぱねてて。
この離婚騒動も当の2人はドロドロした醜いものではなくて、淡々と言い合っているのがかえって好感持てました。
終盤では2人は課題を乗り越えて、その上、ヒーローは孤児を掠って回っていた悪徳と対峙しますが、その様子をヘンリーがヒーローの部下や召使いなどに自慢気に話しているシーンがアットホーム的でものすごく温かさを感じて素敵でした。
ヒーローも戦地帰りの貴族だけど高飛車ではなくて妻想いで、強いけど落ち着いていた素敵なヒーローでした。
個人的にはヘンリーとアニーを養子にして欲しかったな。