あらすじ
1984年6月。16歳の少女コリーンは殺人容疑で逮捕される。イギリスの海辺の町アーネマスの異分子だった彼女は、有罪となり治療施設に収容された。そして20年後、進歩した科学技術が当時の証拠品から未知の人物のDNAを検出し、勅撰弁護人が再審を求めて動きだす。調査を依頼された私立探偵が町を訪れ、かつての関係者たちと会うことで甦る日々。悲劇に至るまでの1年ほどのあいだに何があったのか――現在と過去が交錯する構成が読者に投げかける、被害者捜しの趣向と衝撃の真相――そして鮮烈な幕切れ。感嘆をもたらす傑作英国ミステリ。/解説=霜月蒼
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Posted by ブクログ
1980年代に一つの事件があり、ある少女が犯人として罪に問われた。
2000年代に、事件現場の再調査を行った結果、少女以外の遺伝子が検出された。
主人公は元警官の探偵。
かつて少女だった被疑者の無罪の証拠を見つけるため、イギリスのとある地方都市に行く。
探偵の調査が進む現在と、事件の起きた過去が交互に進み、隠されていた真実が明らかに……。
と、あらすじだけ説明すると、あまり面白くなさそうだが、最初の10ページまで行く前に分かる。コレ面白い本だと。
しかしながら欠点もある、過去と現在で登場人物がたくさん出てくるので、あれ難しい?ってなる。
でも大丈夫。分からないまま読み進めても面白い
。重要人物は何度も出てくるから、そのうちに覚える。
よくあるミステリと思わせて置いて、全く油断のならない展開。いろいろと語りたいがネタバレしたくない。
面白かった! 再読したい。