感情タグBEST3
Posted by ブクログ
陰陽師が紅茶で人の悩みを解決していくのですがどちらも好きだから2冊目も読んじゃいました。
相変わらず正朝さんがツンデレでよかったです。
英子とも進展してよかったです。
クネクネ麿はいよいよ本格的に話に食い込み始めて気持ち悪さが増大してました。
癖のあるものは飲むのに勇気はいるもののラプサンスーチョン飲んでみたいです。
プロが淹れた紅茶とお茶請けが食べられるお店行ってみたいなー。
Posted by ブクログ
シリーズ2作目
今回も3編収録
正朝さんの追っている者の正体も判明
そして、姉と呼ぶ人との関係も……
登場したお茶
・ローズヒップティー
・ラプサン・スーチョン
・アールグレイ
一般的なローズヒップティーの味が何に起因するのかは、他の作家さんのハーブティー系の小説を読んで知っていた
なので、二つの違いは何かは読んでいて用意に推測ができた
しかしまぁ、警察の所属部署によるネガティブなイメージはやはり古野まほろっぽいと感じる
普通の会社で言えば、営業部の第一線で長年活躍してた人が、新人がとりあえず配属されるような部署に異動という認識で合ってる?
それに、親父さんも前時代的な価値観というかね……
ラプサン・スーチョンは前に飲んだ事がある
レピシエで買ったけど、確かに安くはないもののそれほどの値段ではなかった気が……
「正統」なラプサンスーチョンなだけで、使ってる茶葉もキームンとかその辺に松の燻香を付けたフレーバーティーだった可能性もある
確かに癖が強いし、常飲したいと思えるようなものではない
でも、葉巻のような捉え方なら納得
水の汲み方は、紅茶の水の性質について前フリがあるので、推測するのは容易
この方法って新鮮な水を用意できない場合のテクニックとしてよく紹介されてあるんですけどね
ま、一般の人にとっては「そんな方法でいいの?」という意外性はあるかも
所轄庁を気にするのも、古野まほろっぽさを感じてウケる
宗教として捉えるなら文化庁だし
陰陽寮の流れを汲むなら、宮内庁でもおかしくない気がするし
様々な要素を含んでいて分類できないので内閣府というのが妥当にも思える
実際、どこの管轄なんですかね?
あと、前巻でも気になっていた「バリスタ」という表現
バリスタは今やコーヒーを主に取り扱う職業を示す言葉になっていて
セリフで言う分にはその人がそう認識しているとか便宜的にそう言っていると思えるけど、地の文でバリスタと書かれるとちょっと違和感
かといって、バリスタの紅茶版を示す単語としてティーマスターに置き換えるとイメージが掴みにくくなるし、難しいところですね
最後の話で判明した正朝さんのあれこれが結構重い
前巻やこのエピソードの前までは、悪意を感じるものの致命的な可怪しさまではいってなかったんだけどね
ただ、お姉さんの態度から察するに、完全な悪というわけでもないような気がする
さて、次巻ではどんな展開になるのか
一気に読みますかね
Posted by ブクログ
終わりそうな雰囲気もあったけど、麿はまだ健在出しまだ続くかな。
隙間時間にちょうど良い作品です。
英国大使のお話は、相手の事、相手の文化を知ることは相手をリスペクトすること、っていう某姉妹の言葉に通じて、響きました。
2017.9.2
Posted by ブクログ
前作はオムニバス形式に近い、いくつかの事件を1つの話で解決していく物語(少々のラブロマンスを添えて)なのかな、と思っていたけど、今作になって、少し物語めいてきたというか核心に近くなったというか、そんな気がした。
紅茶と陰陽道の絶妙な組み合わせから解決を導く手法は鮮やかなまま、登場人物の過去や成長も垣間見えた。
紅茶好きには楽しく読めるので、ぜひ次作も読みたいと思う。
なお、私もラプサンスーチョンを普段飲みする変わった人種である。蛇足ながら。