【感想・ネタバレ】おんみょう紅茶屋らぷさん ~陰陽師のいるお店で、あなただけの一杯を~のレビュー

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Posted by ブクログ 2016年12月22日

悩みすぎて身体から魂が離れかけている重症な人にしか見えない不思議な紅茶屋の話です。

陰陽師も紅茶も好きなので楽しく読めました。
ストーリーも小難しくなくハッピーエンドだし。

しかもぬいぐるみ型式神も一途で可愛い!
いんだちゃんは私が巳年のせいか1番好きです。
候う口調なのも面白い(笑)
他の式神...続きを読むも同じ口調なのかな?それとも違う個性があるのかな?

紅茶の詳しい描写からまほろさんの紅茶愛がよくわかりました。
ミルクも砂糖も入れないと飲めないし道具も作法も入れ方もわからない。
そんなんちゃって紅茶好きの私にはどれもピンとわかるものではなかったけれどとても美味しそうだな、と思いました。
茶請けと一緒に飲むこともなかったのですが何かの機会で淹れるときはサンドウィッチくらい作ってみようかな?

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Posted by ブクログ 2022年09月07日

魂が離れかかっている程に気持ちが不安定な人だけがたどり着ける、陰陽師がいる紅茶屋のお話

住みやすいと人気の街である吉祥寺
普通は行くことができない、しかし店が欲する人だけたどり着ける紅茶屋らぷさん
陰陽師がいるそのお店は、気枯れた人を紅茶で癒やし、占星術などで問題解決の糸道を示してくれる不思議な存...続きを読む

父の期待に応えられない女子大学生
周囲に不幸を招くという女子高生
何かと理由をつけて結婚式を延期した彼に悩む書店員

彼女らは何に悩み、原因は何なのか?
自らを語ることで解かれる因果の物語


5年前くらいに一度読んでいて、続編を買ったので一気に読んでしまおうと改めて再読
内容はほとんど覚えてなかったわ
「一巻で完結してねーじゃん。続編を読む時に読み返すだろうなぁ」と記憶の片隅に追いやったような気がする
蠱毒のイモムシは珍しいので記憶に残ってたけどね

ってか、古野まほろの小説を読んだのは今作が初めてなんだよね
紅茶や陰陽道に関する蘊蓄がこれでもかと詰め込まれている感じ、嫌いではない


急いでいる動物を追いかけて異世界に迷い込むというのは不思議の国のアリスをモチーフなんだろうか?
ま、これは牛の式神だし、お茶会ではなく茶商だけどね

人を見ただけで詳細なホロスコープが分かってしまうという設定はぶっ飛びすぎている
陰陽師がそれできたら何でもできてしまうではないか
けど、最初から「そういう人だ」と言われてしまえば納得するしかない
のっけからファンタジー描写をしている設定に、明確な理由を求めてはいけない
(本当にファンタジーという認識でよいのですよね?)

陰陽師兼店長の本多正朝
そして、姉と呼ぶ本家の人

蠱毒にしても黒い本にしても、正朝さんの求めている物というか、追っているのは人なんでしょうねぇ

佐々木英子さんが期せずしてたどり着いてしまったのは、これもまた必然な理由があったりするんだろうか?

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Posted by ブクログ 2022年12月10日

 らぷさん、という響きから、紅茶好きの身としてはラプランスーチョンが即座に連想され、そのクセから通向けとも言われるその紅茶の名の略称をタイトルに選んだのだろうと思い、紅茶好きの心をくすぐられて手に取った。

 しかしながら、その意味は紅茶の名称ではなく「欠片」。

 紅茶と陰陽道を絶妙に絡め、登場人...続きを読む物の欠片を埋めていく、そんな話であった。
 神道と紅茶に興味があり、また古来の占術にも興味がある私としては、とても興味深く読むことができた。作者の紅茶と陰陽道に関する知識の深さには感服である。

 紅茶が好きな方にも、陰陽道が好きな方にもオススメな一冊。

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Posted by ブクログ 2018年04月12日

死んだ弟のため、父の決めた道を突き進む主人公。
けれど疲れて…疲れた先でみたのは、牛。

アリスではないですが、それは見かけたら追いかけて
一体何事か、と確認したいものがあります。
着いた先が紅茶屋で、しかも陰陽師。
言っている事は確かに五行になりますけど
いいのかこれ、と突っ込みたくなるものが。
...続きを読む若干『姉』の方はどういう感じなのか、知りたいものが。

連続短編になっていて、紅茶以外やる気がない陰陽師と
食べ物を習得させようとする1話目主人公。
よくありがちに、その後はバイトになっていますが
多分陰陽師が食べ物を作れる日はないかと。

2話目の話は、最終よかったね、で終わりますが
彼氏は生きる希望にならなかったという事? と
考えてしまいました。
とはいえ、ここまで偶然が重なると、確かに怖い。
3話目は結婚間近で不安になるのは確かです。
が、そこで断られるなら愛がなかったという事。
それを確かめたくないのは当然ですが
じゃぁ選択する前に聞いてしまえ、とか
思ってしまいました。

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Posted by ブクログ 2017年05月16日

紅茶と陰陽道を題材にしたラノベテイストハートフルストーリー。
日常系ミステリのカテゴリ?なのかな?
普通にいい話だけど、こう、主役二人がうまいこと私にハマらなかった。
でも続きがあれば、読むかもなーって感じ。

紅茶の淹れ方と陰陽五行をくっつけた流れには驚きつつも笑えて不思議に感動(笑)した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年06月12日

人気の街、吉祥寺。でもあなたが道に迷ったとき、人知れぬ場所にひっそりと隠れている不思議な紅茶屋に、出会うかもしれません。あたたかな空気に満ちたその紅茶屋の店主は、優しい微笑みでお客さんを迎える、その実ちょっぴり辛辣なところもある陰陽師の青年。就活に疲れた女子大生、迷える若い恋人たち、結婚を前に危機に...続きを読む陥ったOL――それぞれの道で戸惑う人たちに、そしてあなたに。不思議であたたかな「紅茶屋 らぷさん」で、陰陽師が淹れる運命の一杯、いかがですか?


個人的な感想を。
何人かのエピソードから構成されている物語です。
最初のエピソードのお嬢さんが、物語の語り手であり、大きな役割を果たしています。
最初のエピソードでのキャラクター設定が強過ぎる印象でした。ギャップ萌え狙い?
陰陽道の詳細な記述があり、興味のある方には嬉しいのではないでしょうか。興味のない方はその部分をスルーして読んでも問題ないです。
式神がぬいぐるみのような形で表現されていて、想像すると可愛らしいです。

で、総合して⭐️3つ。

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Posted by ブクログ 2016年05月17日

古野まほろによる、紅茶と陰陽道のミステリ。
癖がかなり抑えられている。文章も人物も、全面的にファンタジーで、起承転結が無難なよい話なのも。普段の奇特さが好きな身としては、肩透かしだった。
代わりに、らしからぬほど、シンプルな読みやすさや馴染みやすさがあり、趣味的・雑学的な要素はいつも通り満載。ラノベ...続きを読むレーベルとして、ということなのか。
3-

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月09日

献本でいただきました。ありがとうございました。
心が遊離した人と許された人間だけが訪れることのできる吉祥寺の紅茶屋。陰陽師でもある店主に「物語を紡ぐ」ことにより、問題解決のための一歩を踏み出す人々。一章でお店を訪れた佐々木英子はお店でバイト(?)をすることになり、訪れた人々の問題解決のお手伝いをする...続きを読むことに。
陰陽師小説は他も読んだことがありますが、こんなに詳しく五行等が語られているのは他にないのでは。式神もかわいい姿で登場し、挿絵で見たかったな。
正朝の求めるものは今回詳しく語られていなかったので、シリーズ化でこれから語られるのでしょうか。

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