【感想・ネタバレ】痴女の誕生のレビュー

あらすじ

アニメやマンガや文学や美術も大切だ。だが、アダルトヴィデオの歴史を知らなければこの国の文化はほんとうにはわからない。そのことを、この本で証明してみせた安田理央に文化勲章を! 教科書にして学校で教えてもいいよね。高橋源一郎(作家・明治学院大学教授)
アダルトメディアが現実を浸食していることを誰も知らない。
インターネットはセックスをとりまく環境を根底から変えてしまった。
いやま体験のない若い年代までもがAVでやっていることを当たり前と思うようになっている。
いつのまにか「美少女」「熟女」「素人」などのジャンルが成立し、90年代には「痴女」、
ゼロ年代にはついに「男の娘(こ)」が誕生する。セックスしない男女が話題になる中、
はじめてアダルトメディアの歴史を解き明かし、
今現在進行しているセックスの状況をつぶさに描き出す革命的論考。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「美少女・熟女・素人・痴女・男の娘」をどのようにジャンルとして確立したのか、まとめられた歴史の教科書みたいな本。マニアックな分野をどう売れ線に持ってくかは普通にマーケティングだし、ギャルの話でもあったようにいかに求められているニーズに近づけるか、といった視点は商業作品なんだなあと。他ジャンルは幻想に近いが、痴女だけ現実を侵食していったのは面白いなと。

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2022年04月10日

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