痴女の誕生

痴女の誕生

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

3.5

アニメやマンガや文学や美術も大切だ。だが、アダルトヴィデオの歴史を知らなければこの国の文化はほんとうにはわからない。そのことを、この本で証明してみせた安田理央に文化勲章を! 教科書にして学校で教えてもいいよね。高橋源一郎(作家・明治学院大学教授)
アダルトメディアが現実を浸食していることを誰も知らない。
インターネットはセックスをとりまく環境を根底から変えてしまった。
いやま体験のない若い年代までもがAVでやっていることを当たり前と思うようになっている。
いつのまにか「美少女」「熟女」「素人」などのジャンルが成立し、90年代には「痴女」、
ゼロ年代にはついに「男の娘(こ)」が誕生する。セックスしない男女が話題になる中、
はじめてアダルトメディアの歴史を解き明かし、
今現在進行しているセックスの状況をつぶさに描き出す革命的論考。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

痴女の誕生 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ピンク映画、ロマンポルノが終焉し、家庭用ビデオが普及しAVの時代が始まってから今日、その時代時代で男たちが性欲の赴くままに、次々とその嗜好や女たちの属性(「タイプ」と違うのはルックスや性格よりも性的な役割やジョブなのが重要というのが面白い)を表明し、それに忠実にダイレクトに反応する作り手たちが、どんなジャンルやどんな女性の属性を開発・発見してきたのかをまとめたクロニクル。それは、とにかく欲望に対し忠実なので、流行ったり廃れたりまた流行ったり、あっちにいったりこっちにいったり、マーケティング「論理」など歯が立たない、川の蛇行のようにその向かう先がわからない、まさに欲望の赴くままという面白さがある。清純派、人妻、ロリ、素人、熟女、そして痴女に男の娘。新しい性感帯を開発するように、欲望を顕在化しては消費してきたが、次なる未開拓のジャンルや属性はまだあるだろうか? それが見いだせなくなった時、AVというサービスがその役目を終えるのだろう。

    0
    2020年04月30日

    Posted by ブクログ

    「痴女」という言葉がどう誕生し、どのようにアダルトメディアの中に浸透していったのかを丹念に追った一冊でした。
    業界の歴史や裏話も興味深く、当時の時代背景と絡めて読むと、一種の文化論としても楽しめました。
    ただ、専門的な内容が多く、ある程度ジャンルに親しんでいないと入り込みにくい部分もあったのが正直なところで、「熟女」、「男の娘」など、あまり得意でない分野の話には、なかなか入り込めませんでした。
    それでも、男性目線だけでなく社会の変化を照らす視点もあり、想像以上に深い読み応えがありました。

    0
    2026年07月03日

    Posted by ブクログ

    AVにおける「美少女」「熟女・人妻」「素人」「痴女」「ニューハーフ・女の娘」という五つのジャンルをとりあげ、それぞれのジャンルにおける流行の変遷をたどっている本です。

    著者は「はじめに」で、「アダルトメディアでえがかれた女性像の移り変わりは、男性の欲望の変遷そのものである」と述べ、その変化を明らかにすることで男性の欲望のありようを明らかにすることを本書のねらいとしています。なお著者は、AVをはじめとするアダルト・メディアを題材にライターとして活動をしており、本書の叙述も基本的にはジャーナリスティックなものとなっています。そのため、「男性の欲望」そのものについて社会学的な考察が展開されているわけではありません。もちろん、業界の内側を知る著者だからこそ書くことのできた内容は興味深いのですが、二村ヒトシなどのクリエイターによって領導された性意識の開拓に好意的で、「S1的」と形容されているような緊張感をうしなったAVのありかたに対しては、著者はあまり関心がないようです。

    このジャンルにかんする事実をていねいに追っているので、そうした関心のある読者にはおもしろく読めるのではないかと思います。

    0
    2021年01月15日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「美少女・熟女・素人・痴女・男の娘」をどのようにジャンルとして確立したのか、まとめられた歴史の教科書みたいな本。マニアックな分野をどう売れ線に持ってくかは普通にマーケティングだし、ギャルの話でもあったようにいかに求められているニーズに近づけるか、といった視点は商業作品なんだなあと。他ジャンルは幻想に近いが、痴女だけ現実を侵食していったのは面白いなと。

    0
    2022年04月10日

痴女の誕生 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める ノンフィクション

ノンフィクション ランキング

安田理央 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す