あらすじ
近衛騎兵連隊に所属するイオリは、隣国ガリエラの祝賀パレードに参加する自国の王女の護衛中、ガリエラの王子ジクムントを貧民が投げた石から護る。貧民に同情し助命を願ったイオリに気まぐれな王子が求めたのは身体を差し出すことだった。ボーディングスクール時代に彼に見透かされた通り、貴族の叔父に引き取られるまで娼館にいた過去を持つイオリは「自分を抱いたら汚れる」と必死に思いとどまらせようとするが……。笠井あゆみ先生の挿絵も収録。
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私は好きです。
表題の闇をイオリの事だと思っていましたが、王子自身にも大きな隠したい闇があったのかと思ったら急に王子の傲慢な物言いとかワガママな態度が許せました。
お互いに若い頃の淡い初恋だったんだろうなぁ~と思います。知らずに執着してしまっていたのかも、色んな手を使いイオリの心を解かしていった王子に愛の深さを感じました。
読みようによっては、ただ王子が強引に遊戯れで陵辱しているようにもとれるかもしれません。辛い過去の娼館の頃の記憶も随所に出てくるのでそういったものが苦手な方には向かないと思います。