【感想・ネタバレ】漱石のことばのレビュー

あらすじ

ミリオンセラー『悩む力』の著者が、夏目漱石没後100年の年に、満を持して“名言集”に挑戦。漱石の平易な言葉は、今なお私たちに深い智慧をもたらしてくれる。「可哀想は、惚れたという意味」「本心は知り過ぎないほうがいい」「すれ違いは避けられぬ」「みんな淋しいのだ」「病気であることが正気の証」「嘘は必要」「一対一では、女が必勝」「頭の中がいちばん広いのだ」「片づくことなどありゃしない」。半世紀以上にわたり漱石全集を愛読してきた姜尚中が、密かに会得したこれらの“教訓”とともに、148の文章を紹介。本書は、混迷の21世紀を生き抜くための座右の書である。【目次】序章 残念な人生へのやさしい讃歌/第一章 かくも「私」は孤独である 【自我】/第二章 「文明」が人を不幸にする 【文明観】/第三章 たかが「カネ」、されど「カネ」 【金銭観】/第四章 「人の心」は闇である 【善悪】/第五章 「女」は恐い?! 【女性観】/第六章 「男」は男らしくない?! 【男性観】/第七章 「愛」は実らぬもの?! 【恋愛観】/第八章 「美」は静謐の中にあり 【審美眼】/第九章 とかくに「この世」は複雑だ 【処世雑感】/第一〇章 それでも「生きる」 【死生観】/終章 上り坂の向こう側へ/あとがき

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

漱石を読んだ中高生の頃の思いが蘇る。今読めば、新たな発見があるのだろうね。引用文がやたらと大きいのも親切。このくらいの字でもう一回読むかな。。。

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2018年03月31日

Posted by ブクログ

漱石の作品から抜き出したものに著者の軽いコメントがついたもの。だいたいは読んでいるが、『坑夫』からの抜粋に注目した。

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2016年06月08日

Posted by ブクログ

小説を読んでいる時には、こうした”名言”として地の文を読むことはないので、新鮮で面白かった。芥川の『侏儒の言葉』などは、漱石のこのような側面から出ているものなんだと思い至る。

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2016年03月28日

Posted by ブクログ

うーん
たぶん私と姜さんは寄って立つ思想というか哲学が違うんだろうな
後半で取り上げている「死なずに生きてらっしゃい」という言葉ですら、根底に哀音が流れている気がする
ただそれは漱石の持つ哀音ではなく、姜さんの持つ哀音

光には影がある

であるならば光の中を歩もうよと思うのか、やっぱり影があるんだよね と達観したふりをするのか

少なくとも後者を肯定したくない

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

筆者の心に残る夏目漱石のことば集。

筆者が夏目漱石大好きということで、筆者の琴線に触れたであろうことば満載。夏目漱石の言葉から何かを学ぼう、という感じとはちょっと違い、夏目漱石ってこんなこと考えてたんだよ〜的な感じを受けた。
死生観のところはジーンときた。かっこいいです、夏目先生!私も死なないで生きていきます!
「草枕」はほんと名言揃い。話自体は自分の好みってわけじゃないんだけど、書いてあることがカッコ良すぎて痺れる。

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2021年08月25日

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